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情シスマネージャー、部下のキャリアに向き合う

仕事に向き合う姿勢は人それぞれ

 先日から部下の面談をしていましたが、やっぱり人の考えはまちまちだなあって思っています。

 ここでも書きましたけどね。

面談は、キャリア志向をヒアリングする場

 私の場合、人事面談では相応の「おしゃべりタイム」を設けてます。最初のうちは戸惑う人もいますけどね。

 仕事についての雑談から、本人のキャリアについての考えを引き出していきます。

いきなり「キャリアについて教えて」なんていうと、人によっては戸惑っちゃいますからね。
話しながら考えを引き出して、具現化しています。

 たとえば「でっかいプロジェクトで成果を上げたい」みたいな人もいれば「新しいことはやりたくない」「大きな仕事はしたくない」「運用保守をコツコツやりたい」とか、いろいろとあるわけです。

 別に、誰の考えも否定しませんよ。

やることと成果の考え方は明確にしておこう

 まああとは、成果との考え方を明確にしておくことですよね。適当にいいことばっかり言っていて、使うだけ使っておいて、評価で突き落とすとか最悪ですからね。

 やっている仕事が考課のどこに影響するか、しないかは、割とクリアにしておくようにしております。

 やっぱりこのあたり、事業会社だもんで、SIerさんとかは大分評価基準が違うんですよね。。。

 技術とかで評価されるような仕組みも用意しておりますが、なかなか説明が難しくて。

 ここは、時間をかけて話すようにしています。

やりたい仕事があれば、マネージャーに伝えておこう

 まあここも、マネージャーさんのタイプに寄るのですが、結構新しい人が来た時に「うーん、誰に振ろうかなー」みたいなことを考える機会って多いのですよね。

 で、そこで「こういった仕事があればやってみたいです」みたいなことを先にインプットしておくと、その場ではできなくても機会が回ってきやすくなります。

 まあ、一年後とかだったりするかもしれないけどね。

「まずは言われたことをちゃんとやれ、やりたいことはそれからだ!」
なんていう上司もいたりしますからね。それはそれでわかる

仕事に対する不満は、徹底的に話し合う

 これもありますね。多かれ少なかれ皆さん不安を抱えてるもんで。とくに職位が下でステイ気味の人たちの不満はたまりがちですね。

 「職位はここなんだから、大変な仕事はしたくありません」

 みたいなやつね。

別にいいんだけどさ、多少負荷を積まないと、
えらくなれないよっていうことは思うし、言ったりします。

 あと、よく働く人で

 「いくらなんでもしんどいです(+_+)」

 なんてのもある。
 これは、扱いが難しくて、一時的なものであることもあれば、仕事が積みあがっちゃったり、抱えちゃったりしているものもあるので、そこは丁寧に深堀していって「こうしたら楽になるかな?」みたいな話をしていきます。

マネージャーの資質の一つは、誠実であること

 最近、ここは改めて気を付けるようにしています。ドラッカーの言う「integrity」ってやつ、まあ解釈はいろいろとあるんですけど、ときどき思い返すのですよ。

 大事なのは、空手形を振らないことですね。
 大変でもやってほしいことがあれば、そこは誠実にしっかり伝えます。
 やれないことを約束してもしょうがないからね。

 マネージャーでなくても、ここを意識して「習慣」を変えるだけで、ずいぶん仕事に対する向き合い方が変わると思うのです。

 これは、デージーネットの社長さんが書かれた本なのですが、思うところの多い本でした。

 さらにカーネギー。このまんが、とてもよいと思うのですが、Kindle版出てくれないかなあ。。。

おしまい。

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