「昇格・昇進できないから転職する」というのは正解なのか
昇格できないのはいろいろな理由があるけれど。。。
以前「社内転職」について書きましたが、マネージャーになってみると、昇進はともかく、一定の規模の会社で昇格できないのは「ちょっとやばいな」と思います。
たとえば弊社の場合だと、こんな感じになっています(等級名は控えさせていただきます)
ここで、等級2まではぶっちゃけ、仕事で多少成果をあげて、単位認定と呼ばれる基礎的な試験に合格できれば、20分ほどのグループ面接で合格できます。
ここに合格できない(しない)というのは、まあなかなかです。
上司に好かれないと出世できないのか?
これは、状況や職種、会社の評価法によると思いますが、会社には二次上長もいますからね。
評価をする側になってみると、何も理由なくひどい評価をつけるというのは、そんなに簡単ではないです。
私も、自分のつけた評価に対して上長から「この人はもっと上の評価でもよいのでは?」「この人は逆に、高すぎないか?」と言われたことがあります。これは大体、他の人と比べたときに低すぎるとか高すぎるとか、そんな感じ。
つまり評価には、複数の人がそう思う「何かしら」理由があると思ったほうがよいです。
ただ、その理由づけは、もしかするとあなたに合わない上司が植え付けているものかもしれないので、なぜこういった評価なのか、といった話は、上司以外の方も含めて早めに掘り下げた方がよいと思います。
負のスパイラルに入ってしまうことはある
私が「あ、これは負のスパイラルに入ってしまっているな」と思ったときの状況は下記です。
このときには、上司にどうしても共感できなくなってしまいました。
というか、共感できないことが上司にも伝わっていたのだと思います。
二次上長への相談は、一つの方法
まあ、これは善し悪しだと思うんですけどね。最後の最後で、ここに書いた事件があり「もう無理だ」と思ったので、二次上長に相談することになります。
というか「もう辞めてやるコラア!」というやつですね。
このときはびっくりするほど対応が早くて、結論として上司が降格になって別の上司にチェンジになりました。でもやっぱり、劇的に改善したかというとそうでもなく、私自身も異動することになります。
結論としては、この部署の雰囲気とは合っていなかったと思いますので、異動して正解だったと思っています。
異動して、負のスパイラルから抜け出した
まあそんなこんなあって異動するんですけど、このときには、改めて自分が良くなかったところ、どうすればよいかを考えました。
そこで私がやったのが下記です。
ここでは、上長に相談したうえで、半年くらいは「丁稚」のつもりで徹底的にやりました。人にも聞きまくりました。
結果として、ここで仕事の内容や背景を知り尽くせたことが、その後別の部署に異動したときにもとても役に立ちました。
ミスについては、まずやり方を聞いたうえで、ミスしないプロセスやファイルのつくりにできるように、少しずつ変えていきました。
さらに、自分の傾向もわかってきたので、ミスしないプロセス・仕事の仕方に変えていきました。
場を変えるのは一つの手段だが、最終的には自分が変わるしかない
最終的な自分の結論はこれですね。別に、社内の異動でも、社外転職でも必要なら考えてよいと思います。
一定以上の規模なら、社内での転職活動というのは真剣に考えてもよいと思います。あとは、その問題が「場」によるものなのか、自分自身にも改善の必要があるのかというのは考えた方がよいと思います。
まあ、人変えるのはリスクも伴いますし難しいんですよ。
まずは自分がどう変わるか、変えられるかといった視点から考えてみた方がよいと思います。
それでどうにもならなかったら、自分が壊れる前に逃げちゃうのも一つの方法だと思っています。
「逃げる」というコマンドは、常に自分の中には持っておいた方が、覚悟をもって仕事ができるとは思っています。
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