上司ガチャに外れたと思ったら、どうするのがよいか?
バズワードになってますね
まあ、とんでもない上司がいるのは間違いないと思います。私は、ここに出てくるような「挨拶しただけで怒鳴る」クラスの上司に出会ったことはありませんが、その一つ下くらいのクラスの上司には出会ったことがあります。
超困りました。
人間としての在り方に共感できない上司
以前の上司がこのタイプでして。典型的なヨイショ型。例を挙げるとこんな感じです。
めっちゃいろいろあって、話をする都度「あ、この人とは合わないな」と思っていたのですが、最後のところで決定的となりました。
弊社の場合、以前は出張の時は朝食手当てがあって、朝食代の手当が500円、朝食がついているホテルなら手当がつかないというやつなんですけど、朝食ありのプランを手配させて、朝食がついているということがプラン上見えない場合、手当はもらっちゃおうという。。。
これ、実は規定にも穴があって、プラン上朝食がついていても、食べなければ問題ない行為なんだそうで。
で、グループでの出張で、
「皆さん、食べても食ってないことにしてください。精算上はつけておきますから」
とやっちゃった
それ、アカンやつや。
で、これがどうなったかというと、参加メンバーから「〇〇さん、それはおかしいです!」という至極ごもっともな話が上がり、ものすごい機嫌を損ねつつも、この悪習は「なし」と相成りました。
それはよかったんですけど、彼の指示で、私が各種手配を担当していたわけです。で、声をあげたメンバーが私の知り合いで「お前が余計なことを言ったんだろう!」となっちゃった。
なぜそうなる。
今思うと「合意できない」というのが態度に出てたんでしょうね。
では、どうすればよかったのか?
結局、完全に「目を付けられた」状態になりまして、何をやっても怒るし、イライラさせるしという状態になりました。
私だけめちゃめちゃ仕事を振られて休みが取れないとかね。
ちなみに評価はオールCですよ。オールC。前年度の3倍とか成果出していて、部長が「よくやった」といっても彼が「いや、これは環境要因で活動のせいじゃないです」とかつぶして、他の人の活動の負の部分を押し付けられてオールCなの。
ここまで来ると、笑っちゃう。
最終的に、ある納品で行き違いが重なり事故が発生してしまったのですが、そのとき、彼は私に対して言いました。
「おまえの仕事は何一つ信用できない。評価できない」。
プチン。
何かが切れた音がしました。
二次上長と対峙した
まあ最終的にどうなったかというと、起きたことの言動や証拠は取ってあり、同僚(同期)も同じチーム内にいたので、事象と彼の言動をまとめて二次上司(あとからわかったが、とっても人格者)に訴えたわけです。
ちなみにこの二次上長、よい人なのですが、今回問題になっている上司とは「ちゃん」付けで呼び合う仲(私は別部署から来た外様)なので、これでうまくいかなければ、こちらが大打撃を食らう可能性もあり。
なので、万が一の場合は転職する覚悟を決めていました。
「人として何一つ信頼できないというお話をいただいております。信頼できないのなら、いる意味などないと思います。こちらからお断りです。次は見つけてあるので、辞めさせてください」
ってやつです。
若かった。。。
で「ま、待て、とにかく待て、事象を確認する、明日まででいいから、預からせてくれ」となり、翌日二次上長と対峙しました。
「彼は言われた言動をすべて認めた。言葉が過ぎた、すまないと深く反省している。許してくれないか。言ってはいけない言葉なのは間違いない。」
「あと、彼がこんなことをした背景には自分のマネジメント不足もある。俺がきちんと指導する。」
まあそんなこんなあってわちゃわちゃあったわけですが(組織ですからね)最終的に彼は降格になりました。
別の上司がついて、マネジメントの研修に通うことになりましたが、やっぱり合わなかったようで、その後、彼がマネージャーに戻ることはありませんでした。
社内転職という選択肢について
今、当時のことを思うと「若かったなあ。。。」と思うわけですが、通常こういうのって両成敗なんですね。
最終的に、一年ほどの期間をおいて、私も部門ごと異動になっています。
まあ、体育会系な部署で、雰囲気にも全然合ってなかったですしね。
しかし、ここまで来てしまうのはぶっちゃけ悪手でして、そこまで培ってきたキャリアとかぜーんぶリセットされましたし、再構築には相当な時間を要しました。
それに対して、うまくやっている方というのもおりましてですね。
「社内転職」的な活動を行う方が、本当はよいと思います。
「ここはいやだ」より「ここに行きたい」の方が会社の印象もよいですからね、ぶっちゃけ。そりゃそうだ。
人として、守るべきもの、逃げるべきタイミングというのはある
しかしね。
人として、耐え切れない環境の中にいたら、壊れていたと思います。
どっちが大事かと言ったら、そりゃ自分の心身が大事ですよという話でして、逃げるべき時は逃げますよ。
ただ、その前に「うまく立ち回る」ことは考えた方が良いかなと40代の今になってみると思います。
仕事には一定の「付き合わなければならないもの」はあります。
そこに対して「うまく付き合う」ことは必要です。
あとは、「(大なり小なり)悪事に加担する」とか、
「明らかな人格攻撃を受けている」というのは、別で考えるべきです。
そこに触れることをされたら、とっとと逃げる手段を算段するというのは、一つの「防衛手段」だと思っています。
その選択肢があることを心に留めておくことで、楽になることもあるのですから。
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