商売とは必ずしも効率性だけを取るものではないという話
ビジネスのビジョンがしっかりしていない施策は失敗する
いろいろ新規事業にかかわってきて思いましたが、会社が大きくなってくるにつれて「世間の動向にあわせた無難な施策」が出てくることが多くなってくるように思います。
そんなのレッドオーシャンですやんみたいなね。
大体うまくいきません。
その企画に「想い」はありますか?
私は、システム開発のときには、責任者の方のその企画に対する「想い」を丁寧に聞くようにしています。
それがシステムに関することでも、関係しないことでも。
そこに「想い」があるならできるだけそれを実現できるようにサポートしてあげたいと思っています。
それがどんなに小さな企画でもね。
ぶっちゃけ、想いがない企画は、担当にぶん投げて終わり。結論は確認するけど、それ以上はしないことが多いです。
システムを作ることが目的になっているプロジェクトはだいたい失敗する
しかし、システムをつくることが目的になっちゃっているプロジェクト、多いんですよねえ。。。
大体においてうまくいかないので、想いはあるけどシステムありきで考えちゃっている場合は、話をするなかで軌道修正します。
「こういった考え方でいくと、そもそも仕組み自体が不要じゃないですか?」みたいなね。
想いを語りつくしたうえで、実現方法を話す
先日の打ち合わせで、ユーザの方に「語りつくせましたか?」という話をしました。
議論しつくすことができたか。
聞くのは、そこだけ。
そのうえでの結論なら、大体何も言いません。そのなかでシステムとしての最適解を提示して、ユーザのやりたいことと「寄せて」いきます。
そこで「落としどころ」さえ見えてしまえば、だいたいその後ぶれないので、あまり失敗はしないです。
「開発しない」という結論になってもいい
こういう話をしていると、結構「そもそもシステム開発しない」という結論になることもあります。
「情シスなのにそれでいいの?」と言われますけどね。
事業会社の情シスで、SIerじゃないんですから、それでいいんです。
余計な開発は減らして、本当にやるべきことにリソースを割いた方がいいんです。
ということで、開発ありきではなく「本当に価値あるシステムの実現」にリソースを割いていきたいと思っています。
まあ、現実はなかなかそうもいかない部分もありますけどね。社会人ですからねえ。。。
しかし、思い通りのシステムをつくるって本当に難しい。言われたことは全部実現しているのに「これじゃない」ってあるあるであります。
そもそもの「シンプルな本質」をつきつめることから必要なのかも。
おしまい。
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