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失敗するプロジェクト、成功するプロジェクト
一定の確率で失敗するのがシステム開発の常
今までのシステム屋人生で、それなりに「あーこりゃ失敗したな」と思える開発を経験しています。
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システムとして出来上がらない、ということはさすがにないんですけど、本来の目的を果たせなければ意味がないんですよね。
で、作ったけど使わないとか、どうしても起きてくる。
プロジェクトの成功率について
下記の記事を見ると「成功率75%」なんていう数字がありますが、感覚的には割と当たっていると思います。
なんで失敗するんでしょう?
システムを作ることが目的になってない?
よく話すのはここです。システムで解決するのに向いていることと、不向きなことってあるんですよね。
ここを区分けせずに、全部要件にぶちこんじゃうの。
で、お金だけ見て「どこまでならできる?」って現場に投げちゃうの。
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これでは「本当に価値あるシステム」など作れるわけはありません…!
プロジェクトの目的をおさえよう
ここで大事なのがプロジェクト計画を最初にしっかり作りこむことです。これを理解して、目的を実現するための行動をとれるかがまず第一の分岐点。
目的を実現させるための最適な手段を考える
ここをはき違えているプロジェクトが多いと思うのです。「手段が目的化する」ってヤツですね。
なぜなんでしょう?
私が火消しで投入されたプロジェクトでは「プロジェクトメンバー自身がシステムを作る目的を理解していない」ことが多くありました。
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うまくいかないときは、思い切って仕切りなおすのも手
先日こんな記事を書きましたが、ぐだぐだ進めていくのが一番よくない。そういったときには止めてしまったほうが良かったりします。
ぐだぐだやっていると、メンバーの士気も下がりますしね。
仕切り直しの手順
今まで「仕切り直し」を指示されたプロジェクトでは、こんな風に向き合ってきました。
・止める
・関係者にヒアリングして課題を洗い出す
・課題を解決できるメンバーをそろえる
・課題を徹底的に叩く
・体制を決めなおして再スタート
難しいな、と思っているのが、この「ヒアリング」でして、リーダーの方が問題をしっかり把握できていれば、整理して仕切りなおすための方法を決、めてあげればよいのですけど、意気消沈していて「もうわかりません…」なんてこともあったりする。
こんなときはリーダーチェンジという決断もありです。
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立て直せるかどうかは、時間と人とお金の問題
そのうえで、ここなんですよね。時間と人とお金と、これをおしはかったうえで、できる・できないを整理していきます。
ここで「もう無理」となったら、プロジェクト停止ですよ、こりゃ。
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なかなかにしんどい判断ですが、判断するのもマネージャーの役目なので、勇気を持った撤退というのも必要と思っています。
しかし、プロジェクトって難しいんですよね。頼む側にもそれなりに技術がいると思います。
これはそういった意味で、情シスにとっては大変役に立ちます。
プロジェクトがなぜもめるのか?というところも、つぼを抑えておくことが大事だと思います。
おしまい。
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