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情シスとキャリアプランについて

あなたは何ができますか?何がしたいですか?

 30代のころはキャリアについて相当なモヤモヤを抱えていました。人からも指摘されるくらい。

 当時は情シスから離れていました。
 仕事では新規プロジェクトのメンバーに抜擢されたり、企画書を作ったりマーケティングをしたり、それなりに社会人としてのスキルを身につけていっている自身はあったのですが「核」となるものがないのが不安だったのだと思います。

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情シスでどんなスキルを養成するのか?

 今の私は、いくつものプロジェクトの進行管理や課内運営を任され、それなりの成功体験も持っています。RFPなども普通に書けるくらいの理解力や文章力は持っていますし、システムに関する法律であったり契約、ITガバナンスなどの基本知識もある程度持っています。いわゆるコーポレートSE的な立ち回りで動くことが多いです。

 情シスでどんなスキルが育成するのか、できるのか。いろいろな領域がありますが、そのあたりはこの記事に書きました。

 ここに書いてある中で、SEやインフラエンジニア的な技術スキルを養成しようと思ったこともありました。でもそのなかで周囲の人からこう言われました。

「あなたは何になろうとしているの?」
「技術力を身につけたいと思って。。。」
「それって、プログラマーになりたいの?」
「いや、そういうわけじゃないけど。。。」
「で、結局何がしたいの?いまいちよくわからないんだよね」

どうも、周囲的には、「がんばってるけどそこじゃなくない?」的な疑問があったようで、ごもっとも。あと「技術スキルができる人はいるんだから、もっと他の人ができないことをやってほしい」と言われたこともあり、キャリアを考え直すことになります。

情シスのマネージャーとして

 今の私は、エンジニアとしての技術スキルは「売り」にはしていません。もっとできる人いっぱいいますから。
 どちらかというと、チーム全体のマネジメントであったり、新しい案件が来たときの体制をアサインしたり、工程管理や品質管理をしたり、進め方を決めたりといったことをやっています。
 また、ユーザコミュニケーションまわりやチーム全体のマネジメントや改善・教育などにもたずさわっています。

 あとは判断。メリットやリスクもふまえてどうしますか?どう進めますか?やりますか?やりませんか?という話をチーム内やチーム間で日々取り扱っています。

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 情シスなので、判断をしたり意見をいったりするのにも一定の技術的な知識は必要です。そういった意味で、エンジニアの方と対等に話ができ、意見を言えるくらいの知識面でのキャッチアップは心がけていますが、ここまでかなと思っています。

 そんなこんなをしているうちに、自分の軸はある程度定まってきて、上に書いたようなもやもやは消えていました。

 何かしらの領域の「軸」を持つことが、おそらくこのもやもやを解消するためのポイントなのだろうと思います。


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