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名付け親(その1)

私が初めて一口馬主(一口馬主について知りたい方はnoteで検索してください)に出資したのは60歳の時。還暦のお祝いにと息子が出資金を出してくれました。一口馬主は知っていたけれども、子育てやら家のローンがあったので、それまで手を出す余裕はありませんでした。いざ、馬主生活を始めてみると、楽しみがたくさん増えました。背中を押してくれた孝行息子にはとても感謝しています。
さて一口の初めはまずはクラブ選びです。比較的自由に馬を選べるクラブに決め、ちょっと高めのディープインパクト牝馬に投資しました。
最初の楽しみは、馬の名前を決めることです。出資者が名前を色々考えて応募します。その中からクラブが選ぶのですが、選定基準はよくわかません。とりあえず過去にない名前で両親に関連するような基準を自分で考え、ネット検索で色々と候補を考えました。
日本の場合、馬の名前は9文字までですが、このクラブは冠名(必ず入れる必要がありました)が3文字なので6文字しかありません。その条件下、母親がクラシック音楽系の名前なので、協奏曲や小夜曲とか、女の子なので花や宝石、天体やサンゴやトンボ石などなどの英訳、仏訳で候補を探したのですが、ほとんどの名前がすでに使われていて、中々良い名前を探せませんでした。
熟考2カ月余り、なんとか条件にかなう名前を3点応募しました。結果は冠名を含んだ名前ながらも実際にある花の名前が見事に採用されました。ネットなどで何十回も応募しても採用されたことがないという話はよく見かけるので、運が良かったと思います。ちょっと威張って言えば私のネーミングセンスがいいのかもしれません。なぜならその後投資した別の馬の名前も選ばれているからです。
牝馬は引退後、競争成績が良ければ勿論のこと、血統の良い良牝は繁殖に回りますので自分がつけた馬の名前が血統にずっと残ることになります。それがとても嬉しかったですね。
2番目の楽しみは次回「その2」で。



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