平石秀紀

サラリーマン生活を終え、アルバイトをしながらエッセイなどを書いてみたいと考えている初老…

平石秀紀

サラリーマン生活を終え、アルバイトをしながらエッセイなどを書いてみたいと考えている初老の私。思うことを文章にしてみたいけど、表現が難しいと日々感じている。競馬も好きなのでそちらも書いてみたい。

最近の記事

ポパイのほうれん草

近くのスーパーの地元農家直売売り場であまり見かけないほうれん草を見つけました。一般にスーパーで流通しているのは、東洋種と西洋種を交配させたほうれん草です。 東洋種は葉がギザギザしていて西洋種は丸いのですが、見つけたほうれん草は葉は丸めだけど茎が非常に細いもので新種かなと思い、思わず買ってしまいました。家に帰って調べてみるとどうやら「サラダほうれん草」というもので甘味が強く生で食べられるよう改良した食感のやわらかいほうれん草でした。 子供の頃は東洋種、いわゆる日本ほうれん草

    • テレビが嫌いになる

      私は小さい頃からテレビっ子でした。大人なってもドラマを中心にバラエティなども楽しんでました。見たいドラマがある日は残業を拒否して家に真っしぐらに帰っていました。 だけど最近は見ていてイライラすることが多くなりました。クイズ番組などで常識的で簡単な問題も答えられないおバカタレントを見せられること。バカさ加減を見せて面白がってもらおうという意図だろうけど、そんなことで喜ぶと思われているとなると、バカにされているようで不愉快です。 中でも一番頭に来るのはバラエティでクイズなどが出た

      • 関西弁はむずかしでぇ

        私は長く東京に住んではいますが関西の出身です。今や関西と東京の両言語のバイリンガル(笑)なので、どちらのイントネーションにも対応できます。 もちろん同じような人は沢山いるので、威張ることではありませんが、生まれた関西に対する想いが強いのか関西弁のイントネーションには敏感です。 ですのでテレビなどで関西出身でない俳優さんが関西弁を使うと、ほんのちょっとした違いでもすぐに気づきます。少しでも違和感があると「あーあ。ちゃうちゃう(違う違う)」と少し怒りを感じるのです。 とは言え、関

        • 名付け親(その2)

          二つ目の楽しみは愛馬の成長の様子。クラブからは定期的に動画などと一緒に近況報告がきますし、牧場に会いに行くこともできます。会いに行った人のブログで牧場の期待度もわかり、ますます楽しみが大きくなったりします。 三つめはなんと言ってもデビューです。馴致から始まって色々なトレーニングを積み、美浦トレーニングセンターに入り、ここでゲート試験を受け合格すればデビューとなります。 うちの仔は2歳秋の東京競馬場の牝馬限定の新馬戦でデビューしました。人気はCクラブとSクラブの巨大クラブの2頭

        ポパイのほうれん草

          名付け親(その1)

          私が初めて一口馬主(一口馬主について知りたい方はnoteで検索してください)に出資したのは60歳の時。還暦のお祝いにと息子が出資金を出してくれました。一口馬主は知っていたけれども、子育てやら家のローンがあったので、それまで手を出す余裕はありませんでした。いざ、馬主生活を始めてみると、楽しみがたくさん増えました。背中を押してくれた孝行息子にはとても感謝しています。 さて一口の初めはまずはクラブ選びです。比較的自由に馬を選べるクラブに決め、ちょっと高めのディープインパクト牝馬に投

          名付け親(その1)

          馬券歴40数余年の優良納税者

          私が初めて馬券を買ったのは20歳の頃。そして今でも覚えている初めて買ったG1クラスのレース(注: 当時はまだグレード制の呼称はありませんでした)は、あのテンポイント、トウショウボーイ、グリーングラスの3頭が伝説の名勝負を繰り広げた1977年の有馬記念でした。 以来40数余年、ずっと馬券を買い続けているわけですが、当然収支はそんなに良いわけではありません。最近の記憶では2020年の有馬記念で大穴を当てて年間トータルがプラスになったことぐらいです。 そもそも、あらかじめJRAが2

          馬券歴40数余年の優良納税者

          辛さってなんだろう

          小さい頃、カレーが嫌いでした。正確に言えば体がカレーの辛さを受け付けなかったのです。一口食べるや否や口の中が火事になり、汗が止まらなくなります。これが始末の悪いことに子供用の甘口カレーでも変わりはありません。カレーが晩ご飯にでるといつも水でカレーを流し込んでやり過ごす苦痛の時間を過ごしていました。 それから幾星霜の年を重ね、厳しいトレーニングを積んでやっと中辛までは美味しくいただけるようになりました。ただ相変わらず中辛以上になると汗だくになるのは変わりません。 スパイス系の他

          辛さってなんだろう

          リプトンで

          私は関西の田舎の方の出身です。大学から東京で生活することになったのですが、東京に来てから1週間程度で東京弁をこなすようになり、いっぱしのシティーボーイとして田舎臭さを消して青春を謳歌していました。 ある日、クラスメイトの横浜の女の子と渋谷の喫茶店に入ったとき、紅茶のことで衝撃を受けたことを今でも覚えています。 当時、紅茶と言えば日東紅茶かリプトン。もうティーバッグが主流の時代でした。そんな中、高級な紅茶としてデビューしてきたのがトワイニング。他にも何社かあったようですが、私の

          リプトンで

          痛っ

          「はい、ちょっとチクッとしますよ」 みなさんも聴き慣れていると思いますが、これは注射の時の常套句。たいていは本当にチクッ程度で済みますが、この前、久しぶりに行った歯医者の麻酔は久しぶりの痛さでした。 「ウッ」と体を逸らした私の反応をみて「あー、ごめんなさい。痛かったねぇ」と慰められても後の祭り。だったら最初からチクッて言うなよと文句を言いたくても口を開けているので言えません。これは確信犯でなく故意犯の手口でしょう。 私は歳のせいもあり、色々持病があってしょっ中血液検査だったり

          これって

          何気なく両腕を伸ばしてあくびをしてみると、突然首筋に捻ったような強烈な痛みが走る。 ものを落としたときに手を伸ばして拾おうとすると、伸ばした腕がピキピキと痛む。 くしゃみをしたら、脇腹が裂けるような激痛に襲われる。 こんな体験をされたことはありますか。私の場合大抵は痛む部分をさすると2、3分で元に戻るので肉離れなどの痛みではないのです。 これって恐らく老化。なにしろ65歳を超えた頃からしばしば起こるようになったからです。筋肉が硬くなって急に伸ばすような刺激に耐えられないからか

          4月になっても

          今日から4月、桜も開花し何かと心浮かれる季節ですが、今年の4月はなんとなく気が重い4月です。というのも、最近の時流にすっかり乗り遅れてるからかもしれません。 私が年金生活者になって3年近く過ぎました。年々どころか毎月毎月、値上げの嵐で収支は赤字続き。リタイアしたら、たまに旅行へでも行ってのんびり暮らすなんてのは夢のまた夢です。 世の中賃上げブームですごいことになってるみたいですが、こっちには全く関係なし。年金は今月から2.7%上がるそうだけど、実質は目減りとか。値上げの嵐と光

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          最近noteの存在を知り、登録してみました。 サラリーマンを定年後、充電期間を経て近くのコミュニティセンターでアルバイトしながら、エッセイを書いたり、俳句をひねったりしています。 定年で年金生活となり一度は諦めた一口馬主もアルバイトのおかげでまた始めることができたので、馬主生活も書いてみたいなと思ってます。 目指すは軽妙洒脱、それでいて色々な意味で読む価値もあるものを書くこと。自分にそんな能力があるかどうかはちょっと自信はないけど、頑張ろうと思ってます….。

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