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元旦の地震。眠れぬ夜に思うこと

このたびの石川県能登半島地震に被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

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モヤモヤの2023年から心機一転、2024年の漢字を「進」と決めて、再び前に進むぞ!と心に決めた年末。

新鮮な気持ちで、大晦日や元旦は家族と穏やかな時間を過ごしていました。

鳴り響く緊急地震速報

そんな元旦の夕方のやさしい空気を破って、突然鳴り響いた緊急地震速報。

ギョッとする音ですよね。

普段から学校で避難訓練を行なっている子どもたちは、遊びの手を止めて、すぐにテーブルの下へ。

避難訓練をして下さっている学校に感謝!

私はキッチンにいたので、IHを消して、一瞬玄関ドアを開けに行こうか迷ったけど、とっさに子どもたちのそばへ。

テレビをつけた夫が「石川の能登で地震だよ」。

こちらは関東。
とても遠い場所なのに、揺れが大きくて長い。

とっても嫌な予感。

子どもたちは「長いねー」と言いながら、揺れがおさまるで大人しくテーブルの下で待ってくれた。

テレビで流れる大津波警報と、避難を呼びかける強い声

津波警報が出ていて、テレビではアナウンサーの方が強い声で必死に避難を呼びかけていた。

途中で大津波警報が。
東日本大震災の記憶もよみがえり、どうか逃げてと苦しくなる。

元旦の穏やかな夕方。

帰省して久しぶりに会う家族や友達と、ゆったりと過ごしていた方達も多い時間。

そんな時間に突然やってきた、大地震と大津波。

突如として、寒くて暗くて不安な夜を過ごすことになった方たちがたくさんいらっしゃったと思う。

すべての方が、あたたかい部屋でホッとする食事をとってほしいと願う夜でした。

寝付けない夜

地震や津波、火災の被害が最小限で済むことを祈りつつ、揺れや津波の映像を見たことでもう一つ考え込んでしまったことが。

それは、実家に子どもたちと帰省した時に、東南海地震が起きたら…ということ。

子どもの頃から、当時の地震や津波の恐ろしさを聞いて育ってました。

いつか東南海地震が来るという危機感のようなものは感じていたけど、改めて不安に。

帰省時に大地震が来たら、建物から無事出られるのか。
瓦も怖い。

無事出られたとして、迅速に津波が届かない高台まで、土地勘のない子どもたちを連れて逃げられるのか。

というのも、実家の周りは狭い路地だらけ。

大地震の後は、通れなくなっている道も多そう…

土地の高低や、川の位置、ブロック塀の位置などを考慮しつつ、避難するのはかなり難しそう。

そして、それが夜となるとどれだけ難しいか。

思考停止せず、できることを一つひとつ

考え始めると不安のループで眠れない!
夜の考え事は、出口がなくて本当によくない。

朝起きてから、改めて考えてみました。

帰省時は…

・防災ポーチを充実させる。
・子どもたちとお散歩しつつ、地形や過去の津波の話を伝える。少しでも土地勘を。

うーん…不安…

でも、怖い!無理!と思考停止してしまっては、何もできない。

被災地の支援も、自分ができる防災対策も、一つひとつできることをやるしかないですよね。

「一つ」はとっても小さなこと。
でも、そんな「一つ」が積み重なると、気がつけば大きな改善や進歩になっていることも。

起きてしまった能登半島地震のことと、いつ起きてもおかしくないと言われている東南海地震のことで、今は、思考も感情もごちゃごちゃになっています。

ノートに書いたことをもとに、noteを書いて少しだけ整理ができました。
少しだけ。

起きてしまった地震も、未来の地震も被害が最小限にすむようにと願いつつ、まとまらないnoteを終わりにしようと思います。

この記事を気に入ってくださり、ありがとうございます。 著書『考えない家事』主婦と生活社から出版されています。 ご興味のある方、手にとっていただけると嬉しいです。