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The story of MIKU

みくが我が家に来て2回目の春を迎えます。
保護猫なので正式な誕生日はわかりませんが、名前に因んで3月9日を誕生日としよう、と息子と決めました。

飼うなら絶対に保護猫を、と思っていたものの、当時の住宅環境もあり二の足を踏んでいた私。
そんな中で理解ある保護主さんと出会い、3兄弟の中で最後の1匹として貰い手を探していたみくを我が家に迎えることになりました。

真っ白な小さな体にブルーの大きな瞳。
なんて美人さんなの!というのが私の第一印象。(←親バカ)

保護主さんの元でたくさんの仲間に囲まれて暮らしていた環境から急に1人になったみく。
最初の頃は夜になるとあぉんあぉんと、さみしそうに鳴いていたね。
それがいつのまにか色っぽい声になって、切なそうに床に体をスリスリするようになり、慌てて獣医さんに避妊施術の予約をしたっけ。
手術後はいつもはしないへそ天ポーズで、まるで私たちに何かを訴えるようにその傷口を見せていたね。

引っ越しによる環境の変化にもほどなく馴染んでくれて、
「なんだかしらない黒いちっこいやつ」が来た時も、しゃーしゃーふーふー言いながら、最後は受け入れてくれて本当にありがとう。

3度のご飯より遊びが大好きなみく。
ハンターモードに切り替わった時の鋭い目つきも、
虎視眈々と人間の隙を狙いながら電光石火の如く好物をさらっていく姿も、
知らない人や新しいものを見ると近寄って確かめずにはいられない好奇心旺盛なところも、
私や息子が帰ってきたのをガラスごしに覗き込む時のその眠たそうな顔も、
外の空気を感じてクンクンしている涼やかな横顔も、
全てが愛おしく、かけがえのない存在です。

親愛なるみく。
我が家に来てくれて、本当にありがとう。
家族の一員になってくれてありがとう。

あなたのストーリーは、私たち家族のストーリーでもあるのです。
これからもどうぞよろしくね。


これは、2021年の3月、我が家の白猫、みくが2歳になった時に、アメーバブログにアップした記事です。

この記事を書いてから1年以上経った今も、2LDKの我が家には、わたしと息子、そして2匹の猫たちとの、穏やかな時間が流れています。

数年前の私の雑記帳を開くと、「将来の夢リスト」の中に、こう書いてありました。

✅猫を飼う。できれば複数。

あれ。
叶っとるやん☺️

そういえば、猫を飼おう、と思いたったのも、私のひらめきだったことを思い出しました。
ある日、家族に突然「猫をもらうからね!」と宣言した私。

当時は息子が絶賛不登校中だったこともあり、何か彼の心が動くきっかけになればいい、という思いもどこかにあったのだと思います。

母の思惑通り(?)みくと息子はすぐに仲良しになって。
今でも冬になると、みくのお昼寝の定位置は、息子の膝の上。

みよ、このトロけ具合・・・

わたしにとっても、息子にとっても、猫たちは大切な家族の一員になりました。
いつかは、お別れの時はくるとわかっているけれど、まだまだ先の話と信じています。

その日まで、笑ったり、喜んだり、怒ったり、心配したりしながら、一日一日を愛しんで過ごしていきたい。

そう願う、今日のこの頃です。

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