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事実は一つでも、解釈は無限大

今、アルバイトのオリエンテーションへ向かう送迎バスの中で、この記事を書いています。

パーソナルライターとしての活動を始めてから、1年と3か月。
未来インタビューという新しいスタイルの企画インタビューを立ち上げ、自伝作成のお手伝いも何人か関わらせていただく中で、お客さまお一人お一人の人生と、深く関わりながら駆け抜けてきた1年と3ヶ月。

で。
ここでぶつかった、収入確保という大きな壁。

足りぬなら バイトをしよう パーソナルライター(字余り)

・・・なんかちょっと、かっこつけて書いてますが、要は、お金がありません。

ということで、来月より、某大手流通会社の倉庫番のアルバイトを始めることになりました。
そのオリエンテーション初日。
まるで、私にエールを送るかのように、先日、インタビューをさせていただいた、地球探検隊・中村隊長のニュース記事のリリース日が、重なりました。

その記事がこちら。

冒険好き、旅好きの、かつての若者ならば、一度は目にしたことがあるであろう「地球探検隊」という看板。
体験型の海外ツアーを手掛ける旅行会社を経営していた、地球探検隊の中村隊長こと、中村伸一さんの人生は、まさに、山あり谷あり、波乱万丈そのもの。
そして、若者たちを夢中にさせる旅を企画し、「旅のカリスマ」とまで言われていた彼は、56歳の時に、22年間続いた旅行会社を自らの手で終わらせる、という、大きな決断をするのです。

倒産・自己破産・ご家族の病気と、経済的にも、精神的にも苦しい時期を経験しながらも、心はいつも「中村隊長」であり続けた彼は、今、新たな幸せを見つけ、素敵なパートナーと、お子さんたちと一緒に、幸せで、豊かな人生を送っています💕

そんな彼の人生の「超ダイジェスト版」としてまとめたのが、今回の記事です。是非是非、お読みいただけますと嬉しいです❣️

中村隊長のnoteでも、今回のインタビューについて記事を書いてくださっていますので、こちらも合わせてどうぞ♪

そして。
このインタビューの中で、中村隊長からいただいた言葉と、エピソードが、まさに今の私と重なる部分があるのです。

今回の記事には書ききれなかった、中村隊長の、あるエピソード。
それは、経済的に苦しい時期に、5ヶ月間続けた肉体労働の派遣の仕事に従事していた時のお話です。

一時は「旅のカリスマ」として一世を風靡した中村隊長が、土方の肉体労働で日銭を稼ぐ。
「隊長も落ちぶれたもんだな・・・」そう言われても仕方のない状況で、一時は隊長自身もプライドがボロボロになり、精神的にも追い詰められた時期があったそうです。
それでも。
中村隊長は決して自分を卑下せず、かと言って開き直るのでもなく、ただ「中村隊長」であり続けました。

初日に出向いた現場では、口の聞き方を知らない若い社員に、えらそうな振る舞いをされて、カチン、と来た隊長。
そこで彼がとった行動は、相手に殴りかかるでも、裏で陰口を叩くでもなく、ただ、がむしゃらに働くことでした。
時給900円の仕事ならば、時給3000円分の仕事だと思って、とにかく一生懸命取り組む。
そして、その姿を見ていた幹部から、その日の内に中村隊長に声がかかったのです。
「あなたの動きは、他の人とはちょっと違う。一体何をやっていた人なのか?」
そう聞かれた隊長は、東京から歩いて、富士山の0合目から登頂したことや、54歳でアフリカ最高峰、キリマンジャロを登った話など、
ご自分が経験してきた様々な旅の話をすると、幹部の態度が一変。
すぐに幹部に気に入られた中村隊長は、大幅に時給をアップさせて、派遣契約ではなく直接契約として雇用されることになったのです😲
現場での呼び名は「中村」でも「中村さん」でもなく、常に「中村隊長」。

「毎日ヘトヘトだったけど、仕事の後のビールはそりゃもう、めっちゃ美味かったよね!」

そう言って、屈託なく笑う中村隊長の笑顔には、一点の曇りもありません。

インタビューの中に、こんなセリフがありました。

「人生で起こることの意味づけは、自分でできる。事実は一つでも解釈は無限大。周りがなんと言おうが、自分自身がどう捉えるか、だよね」

そしてこの言葉が、まさに今の私に、刺さります。

「お金がない」という、今、ここにある事実を「ライターで食べていけないので、やむなくアルバイトを始める」ととるのか「約2年間、よくもまぁここまで、なんとか生きてこれたもんだよね。それだけでもスゴイことだけど、でも、もう少し、本業が軌道に乗るまで、今は心の余裕のためにもアルバイトで補填しましょうか」と、捉えるのか。

少し前までは、アルバイトをするなんて恥ずかしい、と思っていた自分がいました。しかも、収入のよい会社員を潔く辞めた手前、「お金が足りなくなったので、アルバイトしまーす」とか、ちょっと格好悪いじゃないですか。
そんな時間があるなら、本業のプロモーションをもっと一生懸命やったほうがいいのではないか、とか。
もっと色々な人と会って、がむしゃらに営業をかけた方がよいのではないか、とか。
そう思っていた自分も、どこかにいました。
でも、どうやらこれは、私が設定してきた道のようでもあり。
今までの人生も、決して順風満帆とは言えませんでしたが、フリーランスとして生きる人生もまた、波乱万丈がお好みのようです😅

さて、このピンチをどう回避していくのか。
実はピンチになると、どこか生き生きとする自分の性格も、知っている私。

今日のアルバイトのオリエンテーションは、大手物流業界の裏側を垣間見て、早速ライター魂がウズウズと騒ぎ出しております😆

やっぱり、新しいことってワクワクするんだなーと。
それが、生活のためのアルバイトだとしても、私にとっては「えーなになに!?そこってどんなふうになってるの!?」という好奇心を満たす一つのイベントとして楽しむ才能も、あるようです。

人生、面白くなって参りました❗️😏

とはいえ、貯金額はそう簡単に増えるわけではありませんので、現実との折り合いをつけながら、生きる道を模索する知恵は、今後も必要になりそうです。

・・・とか言いいつつも、今月末も予定通り、伊勢方面への旅を予定している私・・・。

やっぱりここは、あのセリフで締めさせていただきましょう。

「お行き、心のおもむくままに・・・いとしい風よ」

(・・・はい、行かせていただきまっす!)


地球探検隊、中村隊長の人生をもっと知りたい!という方は、中村隊長が書いたご本をご覧ください❣️


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