PVリサイクル.com®

PVリサイクル.com®では太陽光パネル(ソーラーパネル)のリサイクルに関する情報を掲載しています。 有益な情報を収集・整理・発信することで、持続可能な太陽光発電に貢献していきます。 https://www.pv-recycle.com/

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    最近の記事

    太陽光パネルリサイクルに関する政策

    太陽光パネルのリサイクルは、複数の企業がリサイクル装置を開発・商品化し、全国で既に30社を超える企業がリサイクルを事業化しています。 これと並行して、国や自治体、公的な研究機関においても各種の政策や取組みが進められてきました。 今回のトピックでは、国内の主だった政策や取組みを紹介していきます。 太陽光パネルリサイクルに関する政策・技術開発・補助金等一覧太陽光パネルのリサイクルに関しては、環境省や経済産業省、地方自治体、研究機関などで粛々と進められています。 これらの政策(

      • 太陽光発電のCO2排出量とペイバックタイム

        発電時にCO2を排出しない太陽光発電(再生可能エネルギー)ですが、一方で再生可能エネルギーは化石燃料や原子力に比べてエネルギー密度が小さいことから同じ電力を得るのに規模を大きくする必要があります。 環境への影響は比較的小さいものの資源消費や社会との調和は課題であり、適正な廃棄物処理や資源循環が必要だと前回の記事で紹介しました。 今回の記事では、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーや各種発電方式でのCO2排出量とエネルギーペイバックに関して紹介していきます。 <データ・

        • 太陽光発電の資源利用量と環境への影響

          再生可能エネルギーは化石燃料の燃焼がないため、発電時のCO2排出が無いと考えられています。しかし資源の採掘から製造、廃棄までのライフサイクルでCO2排出量が低減できていることが重要となります。 一方で火力発電や原子力発電などに比べエネルギー密度が小さいため、同じ電力を得るのに規模を大きくする必要があります。これは多くの資源を必要とし廃棄物が増えるなど、持続可能性を考える上で無視できません。 今回は太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーや各種発電方式での資源利用量や環境への

          • 太陽光パネルのリサイクル技術②

            前回の記事では、太陽光パネルのリサイクル技術をガラスの剥離方法に着目し、化学的処理法、熱処理法、機械的剥離法として分類を紹介しました。 通常これらガラス剥離の前にはアルミ枠を分離する工程もあり、リサイクル装置メーカー各社が製品を開発しています。 今回はその中でも機械的剥離法として、実際に製品化されているリサイクル技術とアルミ枠分離技術を紹介していきます。 機械的剥離法機械的剥離法は薬品や熱を使用する必要が無く、ガラスの剥離技術に多くの方式があるため、実際の太陽光パネルのリ

            太陽光パネルのリサイクル技術①

            太陽光パネルのリサイクルは、アルミフレームやガラスの分離・選別工程を経て、有用資源が回収されます。 2022年末時点で既に30社以上が太陽光パネルのリサイクルを事業化していますが、各社がそれぞれの技術(リサイクル装置)を導入することで、適切なリサイクルが行われています。 今回は『太陽光パネルのリサイクル技術』について、分離技術の分類とそれぞれの特徴を2回に分けて紹介していきます。 ガラスの剥離方法による分類太陽光パネルは、発電層とガラスが樹脂で封着された構造であり(関連記

            太陽光パネルリサイクルのニュース振り返り~2022年下半期~

            2022年に入り大手メディアによる太陽光パネルリサイクルの報道が増えたことにより、世間でも関心が高くなってきました。 2022年後半には、上場企業や大手産業廃棄物処理企業による太陽光パネルリサイクル事業への参入などのニュースも多く飛び込んできました。 今回の記事では、2022年下半期の主な取組み事例やニュースを紹介していきます。 7月株式会社浜田が、太陽光パネルのリユース・リサイクル事業拡大に向けた九州出張所を新設。 株式会社信州タケエイが、太陽光パネルリサイクル事業の

            太陽光パネルリサイクルのニュース振り返り~2022年上半期~

            2022年前半は、太陽光パネルリサイクルに関するニュースを大手メディアにより取り上げられる機会が増えてきました。 従来から様々な企業や団体が太陽光パネルのリサイクルを進めてきましたが、新たな取組みやニュースを目にする機会も多くなっています。 今回の記事では、2022年上半期の主な取組み事例やニュースを紹介していきます。 1月太陽光パネルの廃棄問題をNHKが報道。 環境通信輸送株式会社が、茨城県牛久市で太陽光パネル処理事業を開始。 2月沖縄電力株式会社と拓伸会(拓南グル

            廃棄等費用積立てガイドラインの概要

            2022年4月に2022年の改正再エネ特措法施行に伴い『廃棄等費用の外部積立』が始まり、FIT制度による10kW以上の事業用太陽光発電では廃棄費用の積立が法制化されました。 太陽光パネルの廃棄に関してのガイドラインなどを以前の記事で紹介しましたが、今回は『廃棄等費用の外部積立ガイドライン』について概要を紹介していきます。 ガイドラインの概要、積立の制度化に至った経緯2012年に始まった再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT制度)により太陽光発電事業を中心に導入が急増

            太陽光パネルの処分方法の実際

            太陽光パネルの廃棄に際しては、産業廃棄物としての処分が必要であり、法令や関連する各種ガイドラインの遵守が求められます。 実際に廃棄する場合には、処理を委託する中間処理業者を確認し、必要な情報などを提供する必要があります。 今回は太陽光パネルの廃棄に関して、注意すべき点を中心に紹介していきます。 太陽光パネルの中間処理業者を探すインターネットが普及した現在、何か探しごとがある場合には検索サイトで情報を検索・入手するのが一般的です。 しかし太陽光パネルを適切に処理できる事業者

            太陽光発電設備の廃棄に関するガイドライン

            太陽光パネルの廃棄に際しては、一般の産業廃棄物として法令に基づき処分が義務付けられていると、以前の記事で紹介しました。 さらに太陽光発電設備の廃棄に関して各種ガイドラインが関係省庁から公表されており、発電事業者等にはこれらのガイドラインへの準拠が求められます。 今回は太陽光パネルの廃棄に関してのガイドラインを紹介していきます。 環境省によるガイドライン環境省は使用済太陽光パネルの適正なリユース、リサイクル・処分の確保のため、『太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイ

            太陽光パネルに含まれる『銀』

            リサイクルにおいて、廃棄物から如何に有価物を再資源化できるかが重要となります。 広く普及している結晶シリコン系の太陽光パネルでは、有用資源として『銀』が使用されており、リサイクルで回収されています。 一方で太陽光パネルのリサイクルの現場では、銀の含有量が減少しており回収メリットが今後悪化するのではないかとも云われています。 今回は太陽光パネルに使用される『銀』に関して、少し深掘りをしていきます。 太陽光パネルに使われる銀とは結晶シリコン系太陽電池セルは、P型シリコン層とn

            太陽光パネルに含まれる物質

            太陽光パネルは、光を電気に変換する機能を発揮するために様々な物質から構成されています。 その他の工業製品と同様に、人体や環境に影響のある有害物質も一部含まれています。 今回は太陽光パネルがどのような構造であり、どういった物質が含まれているか概略を紹介していきます。 太陽光パネルの構造太陽光パネルは、発電する太陽電池セル(発電セル)の違いで分類されています。 結晶シリコン系(単結晶、多結晶)、薄膜シリコン系 化合物系(CIS/CIGS系、CdTe系、GaAs系など)

            太陽光パネルの大量廃棄とは

            太陽光発電の問題点として、将来の『太陽光パネルの大量廃棄』が取り沙汰されています。しかし断片的な情報や、古いデータに基づく記事も多く目にします。 今回は、将来の太陽光パネルの大量廃棄という問題に関して概略を紹介していきます。 太陽光パネルの大量廃棄とは?太陽光パネルの大量廃棄問題は、2012年に始まったFIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)により、全国で太陽光発電所が急激に普及したことに端を発します。 当初は再エネの普及に注目されたこともあり、廃棄時の問題へ

            太陽光パネルのリサイクルの流れ

            最近巷では、太陽光パネルのリサイクルに関するニュースを目にする機会が増えてきました。 こちらのページでは色々な情報を紹介していきますので、宜しければご覧ください。 まずは廃棄される太陽光パネルが、どの様な手順で処分されるのか、概略を紹介していきます。 太陽光パネルは産業廃棄物と廃棄が必要です運転中の破損や性能低下などで使用済となった太陽光パネルは、廃掃法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)に基づき産業廃棄物として処分することが義務付けられています。 これは太陽光パネルに限