見出し画像

組織のエンゲージメントを高めるためには何が必要か?

TABIPPOが運営するコミュマネゼミでの講義を通して、組織(コミュニティ)が円滑に回るためには何が必要か考えた。今回のNoteでは「ダニエルキムの成功循環モデル」「ティール組織」の2つの観点から紐解いていこうと思う。

ダニエルキムの成功循環モデル

ダニエルキムの成功循環モデルとカッコよく始まったが、実際のところ僕自身も何か具体的に分かっていないので、まずはインターネットを通じて、グーグル先生にいろいろ聞いてみた。現世は本当に便利になったと思う。

成功の循環(Theory of Success)」は、MIT組織学習センター共同創始者のダニエル・キム氏によって、提唱されたモデルです。組織の状況を動的に捉え、より良い組織を生み出すフレームとして、多くの組織開発の実践で活用されています。

成功の循環

4つの質

「組織の成功循環モデル」では、組織を4つの要素で捉えます。

①関係の質
相互理解や信頼関係があり、オープンなコミュニケーションを取ることができる

②思考の質
理解が浸透しており、アイデアがたくさん出る

③行動の質
積極的に効果的な行動をとり、新しいことを取り入れることができる

④結果の質
目標を達成する、高い成果・業績を得る
これらの要素は、その質が循環し作用しあっています。

組織の成功循環モデルとは何か?

ふむふむ、ここのネット記事を読むと、何やら組織のエンゲージメントを高めるには、4つのステップがあるらしい。確かにこのステップはとても大事で実践できたら素晴らしいが、実際にできている組織やコミュニティがあるだろうかと思っていたが、実際にあるではないか!

そのコミュニティの名前はPOOLO

POOLO

まさしく、自身が参加しているPOOLO5期はそのようなステップを体現している。僕は参加者側なので運営の体制や方向性は知らない状態だったが、なんやかんや参加者として自己開示を求められ、アイデアをだし、具現化していたのは、列記とした成功循環モデルに沿ったアクションをしていたと気付くことができた。

僕はこの事を知った時になんてコミュニティ運営は面白いんだと思ったと同時に、まんまと成功循環モデルに沿った対応をしている事に少し恐怖も感じた。逆に言えば、それほど成功循環モデルは構築されたモデルだと証明されているとも言える。

ティール組織

これまた、カッコよく題目が記載されているが、ティール組織についても具体的に分かっていないので、またグーグル先生の力を借りる事にした(何回このクダリすんねん👊)。

ティール組織とは、個々の社員に意思決定権があり、社員の意思によって目的の実現を図ることができる組織形態をいいます。ティール組織では、階層的な役職による組織マネジメントや予算・売上の目標設定、定期的なミーティングの開催等、従来の組織では当たり前のように存在していた慣例や文化を撤廃することができます。ただし、ティール組織には明確なモデルはなく、各組織や個人が独自の工夫によってつくりあげた次世代型組織モデルなのです。

ティール組織とは?

組織運営に携わる一員として運営や構造を考えるとき、マネジメントの現場で「ティール組織」という組織モデルが注目を集めている。フレデリック・ラルー氏は、組織モデルをその進化過程ごとに色で区別して、5段階の組織表として紹介している。

ティール組織の区分について

僕の社会人生活と重ねて考えてみる。

1社目
大手繊維メーカー
業界位置:日本で7番目
従業員数:連結で6600人
組織形態:アンバー(黄色)

2社目
外資系IT企業(Eコマース)
業界位置:世界で1番目
従業員数:開示不可
組織形態:グリーン(緑)

上記から分かる通り、僕は2つの会社で2つの形態を体験している。特に1社目のアンバー(黄色)から2社目のグリーン(緑)を経験していることから分かったのは、メンバー1人1人に意識決定があるのがどれだけ大事かということである。またコミニュケーションの場がフラットであるのも大事な要素である。

1社目では見掛け上は意思決定が伝わりやすく、スピードが早いと思われがちだが、実際はそんな事はなく、恐怖政治のような働き方になり自主性は1つも生まれない。2社目ではボトムアップでの体制を取り入れつつ、マネジメントは上層部がするので、メンバーに自主性が生まれ、上下関でのコミニュケーションが成立する。そこでは、1の力が100になる瞬間が生まれる。

僕は2つの会社を経験したからこそ、組織モデルを構築する大切さと、目指す組織とは何かを改めて考えるきっかけになった。

2つのモデルから考えるコミュニティの在り方について

ここまで長々と2つのモデルについて考えてきたが、何故僕がこの2つのモデルに対して触れたかというと、コミュニティというのはオーナー、コミュニティマネージャー、参加者の3つの構成に分かれているからだ。かつ、それらの3つの軸はそれぞれがプレーヤーでかつ、マネージャーとしての要素を持つ必要があると考えている。

コミュニティに属する全員がプレーヤーであるかつ、マネージャーである場合は、成功循環モデルとティールの組織モデルの考えによる、ハイブリッドモデルが組織のエンゲージを1番高める方法に繋がるのではないかと考えた。

・オーナー:参加者の場作り
・コミュニティマネージャー:組織の運営
・参加者:自身の能力向上

それぞれが成功循環モデルのステップを踏む

・オーナー:組織の構築、上下関の関係構築
・コミュニティマネージャー:相互間の関係構築、上下間の関係構築
・参加者:相互間の関係値構築、上下関の関係構築

それぞれが自発的に動き、ティール組織のような体制を目指す。

コミュニティ運営とは何か?エンゲージメント高めるためには?参加者に満足してもらえるには?

僕としての考えは「ダニエルキムの成功循環モデル」「ティール組織」のハイブリッド型のモデルを活用して、全員が楽しく・やりがいを持って携われる組織が理想なコミュニティであり、質問の答えとなるコミュニティだと考える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?