[漢方] 5 安中散

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おなかが痛むときの薬。太田胃散はこれである。
太田胃散のバリエーションに茯苓を加えた安中散加茯苓もある。

[1] 組成

4.0g 桂皮
3.0g 延胡索、牡蛎
1.5g 茴香
1.0g 甘草、縮砂
0.5g 良姜

[2] 出典

和剤局方
口に酸水を吐し、寒邪の気が内に留滞し停積消えず、胸郭脹満、腹脇を攻刺し、悪心嘔逆、面黄肌痩せ、四肢倦怠するを治す。

[3] 症状

腹痛、胃痛、胸焼け、冷え、食欲不振、胃炎、胃もたれ、消化不良、胃弱、おくび

[4] 証の立て方

腹力軟弱 1〜3/V程度で、心下痞鞕を認めることがある。

[5] 使い方

口訣:痩せ型で冷え症の、甘み好きには、安中散
月経痛にも応用される。

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