R. Miyazawa
救急で必要になりそうな知識のマトメです。
[1] どんなノート？臨床でときどき振り返りたい鑑別や疾患概念、薬の知識などをまとめておく。 今まではEvernoteで同じようなことをしていたのだが、最近Evernoteの動きが重くなり、振り返りにくくなってきた。 また、時に同僚や後輩から「そのノート参考にさせてください！」と言われることもあるのだが、Evernoteをいちいち共有するのも面倒なのでnoteに投稿して検索してもらうことにした。新しいノートを書いたときには追記していく。 ※ 参照時は要確認を！ リンクフリー
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [漢方] https://note.com/putinorder/n/ne8916f7b8bab [1] 組成7.0g 柴胡 5.0g 半夏 3.0g 黄芩、大棗、人参 2.0g 甘草 1.0g 生姜 [2] 出典傷寒論・金匱要略 [3] 症状かぜ、発熱、咳、倦怠感、肝臓病、口苦、胃炎、耳下腺炎、食欲不振 [4] 証の立て方シンプルであるが故に応用範囲が広い。 少陽
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [漢方] https://note.com/putinorder/n/ne8916f7b8bab [1] 組成6.0g 柴胡 4.0g 半夏 3.0g 黄芩、芍薬、大棗 2.0g 枳実 1.0g 生姜、大黄 [2] 出典傷寒論・金匱要略 傷寒、十余日、熱結ばれて裏にあり、また往来寒熱する証。 発熱し、汗出でて解せず、心下痞鞕し、嘔吐して下痢する証。 [3] 症状イライ
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [漢方] https://note.com/putinorder/n/ne8916f7b8bab [1] 組成 8味6.0g 地黄 3.0g 山茱萸、山薬、沢瀉 2.5g 牡丹皮 1.0g 桂皮 0.5g 附子 [2] 出典金匱要略 口訣：これはもっぱら下焦を治す。虚腫(=pitting edema)あるいは腰痛などに用いて効あり(浅田宗伯)。 40歳以上は八味丸を服用
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [漢方] https://note.com/putinorder/n/ne8916f7b8bab 皮膚科の先生が使っているイメージ。 [1] 組成 10味3.0g 桔梗、柴胡、川芎、茯苓、樸樕 1.5g 独活、防風 1.0g 甘草、荊芥、生姜 [2] 出典華岡青洲経験方 アレンジの鉄人、華岡青洲が荊防排毒散を改良したもの。 [3] 症状皮膚炎、せつ、じんましん、湿疹
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [漢方] https://note.com/putinorder/n/ne8916f7b8bab おなかが痛むときの薬。太田胃散はこれである。 太田胃散のバリエーションに茯苓を加えた安中散加茯苓もある。 [1] 組成4.0g 桂皮 3.0g 延胡索、牡蛎 1.5g 茴香 1.0g 甘草、縮砂 0.5g 良姜 [2] 出典和剤局方 口に酸水を吐し、寒邪の気が内に留滞し停
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [漢方] https://note.com/putinorder/n/ne8916f7b8bab 処方経験なし。採用のある医療機関で勤めたことがない。 [1] 組成6g 当帰 5g 柴胡 3g 黄芩 2g 甘草 1g 升麻 0.5g 大黄 [2] 出典叢桂亭藏方(そうけいていぞうほう) 痔疾、脱肛痛み、あるいは下血し、あるいは前陰痒痛するもの 下血するもので内服無効例
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [漢方] https://note.com/putinorder/n/ne8916f7b8bab [1] 組成4g 葛根 3g 麻黄・大棗 2g 桂皮・甘草・芍薬・川芎・辛夷 1g 生姜 [2] 出典本朝経験方 葛根湯「太陽病、項背強ばること几几、汗なく悪風するもの」に川芎と辛夷を加えて耳鼻科疾患へスペクトラムを広げた本邦独自の処方 [3] 症状鼻閉、鼻汁、副鼻腔炎、
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [漢方] https://note.com/putinorder/n/ne8916f7b8bab [1] 組成 7味4g 葛根 3g 麻黄・大棗 2g 桂皮・甘草・芍薬・生姜 [2] 出典傷寒論・金匱要略 太陽病、項背強ばること几几、汗なく悪風するもの [3] 症状かぜのひきはじめ、頭痛、発熱、肩こり、悪寒、下痢 「横隔膜より上でのど以外の症状すべて」に用いられる。
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [漢方] https://note.com/putinorder/n/ne8916f7b8bab 西洋医学的に異常が見当たらない時 西洋医学的に疾病とみなされていない時 漢方医学が得意とする病態 西洋医学が苦手とする病態 西洋医学の補助として などの目的で漢方薬を用いて有効なことがある。 まだまだヒット率は低いが勉強中の分野であり、少しずつまとめていく予定。
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [キーワード一発] https://note.com/putinorder/n/nba6f2513b9e2 骨腫瘍の最多は実は転移性骨腫瘍 (20%) ★ 好発部位は膝と上腕骨近位、好発年齢は10〜20代 国家試験レベルでは以下で十分対応できる(と思う) [1] 膝まわりの骨腫瘍 3つ A) 良性 1. 骨軟骨腫; 10歳代 2. 骨巨細胞腫; 20〜30
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [神経内科] https://note.com/putinorder/n/na859cc286adf [歩行障害①] https://note.com/putinorder/n/n7288b4db3da7 [1] 概念中脳黒質の神経細胞の変性(細胞体が壊れること)によりドパミンの産生が低下する病態。線条体(被殻＋尾状核)におけるドパミン濃度が低下して発症する。 中脳黒質の
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [神経内科] https://note.com/putinorder/n/na859cc286adf [歩行障害①] https://note.com/putinorder/n/n7288b4db3da7 [1] 概念3徴：歩行障害、尿失禁、認知症 髄液圧が正常(7〜18cmH2O)にもかかわらず脳室が拡大している病態。 特発性と続発性(SAH後、頭部外傷後、髄膜炎後など
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [神経内科] https://note.com/putinorder/n/na859cc286adf [歩行障害①] https://note.com/putinorder/n/n7288b4db3da7 [1] 多発性硬化症の概念Multiple Sclerosis; MSと略す。 時間的空間的多発がキーワード。 好発：15〜50歳の女性、高緯度地域(なぜか) 多彩な
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [皮膚科] https://note.com/putinorder/n/n413f96b6a109 [1] 高安動脈炎日本では最も多いらしい 95B-8 [2] 炎症性腸疾患 1. 潰瘍性大腸炎 2. クローン病 [3] 血液系この2つはデルマドロームとして、Sweet病も発症する 1. MDS 2. 白血病 (とくにAML 急性骨髄性白血病) [4] R
[目次の目次] https://note.com/putinorder/n/n173f9d4ffeb3 [キーワード一発] https://note.com/putinorder/n/nba6f2513b9e2 1. 肺癌 2. 結核 3. 血管炎 4. 外傷 5. 気管支拡張症 6. Goodpasture症候群 7. 呼吸器のカルチノイド破裂 8. アスペルギルスのfungus ball
