[漢方] 6 十味敗毒湯

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皮膚科の先生が使っているイメージ。

[1] 組成 10味

3.0g 桔梗、柴胡、川芎、茯苓、樸樕
1.5g 独活、防風
1.0g 甘草、荊芥、生姜

[2] 出典

華岡青洲経験方
アレンジの鉄人、華岡青洲が荊防排毒散を改良したもの。

[3] 症状

皮膚炎、せつ、じんましん、湿疹、水虫、麦粒腫

[4] 証の立て方

腹力 3〜4/V以上で、ときに心下痞鞕を認める。
柴胡を含むため、胸脇苦満を目安にすることもある。
舌は乾燥傾向の白苔を認める。

[5] 使い方

皮膚に湿疹性の病変があるときに考慮する。
瞑眩(めんげん)といって、投与後に一時的に症状が増悪(皮疹が増加)してから軽快していく独特の治癒様式を示すことがある。

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