[漢方] 8 大柴胡湯
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[1] 組成
6.0g 柴胡
4.0g 半夏
3.0g 黄芩、芍薬、大棗
2.0g 枳実
1.0g 生姜、大黄
[2] 出典
傷寒論・金匱要略
傷寒、十余日、熱結ばれて裏にあり、また往来寒熱する証。
発熱し、汗出でて解せず、心下痞鞕し、嘔吐して下痢する証。
[3] 症状
イライラ、悪心、喘息、肩こり、胃炎、狭心症、糖尿病、高血圧、脳卒中、メタボリック症候群
[4] 証の立て方
腹力は4〜5/Vと強め。
心下痞鞕、胸脇苦満、腹直筋の攣急などがある
[5] 使い方
次回の小柴胡湯と並んで古典的な柴胡剤。
六病位で言えば少陽病期や陽明病期に用いられる。
使い方は非常に多彩だが、腹部が軟弱無力であるときは外す方が無難である。病名投与でもそこそこ「当たる」処方もあるが、本方に関して言えば腹診なしでは使えないと思う。
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