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0105 聖デヴィッド・リンチ監督『エレファント・マン』聖地巡礼

2019年10月14日(月)にイングランドのロンドンで聖デヴィッド・リンチ監督の『エレファント・マン』(The Elephant Man)の聖地巡礼をしてきました。

聖デヴィッド・リンチは『ワイルド・アット・ハート』のカンヌ国際映画祭パルム・ドールで列聖。

史上空前の繁栄を誇る19世紀末のイングランドに実在した〈象人間〉。世にも稀なる姿形のため「エレファント・マン」と呼ばれ、世の好奇と偏見の目に晒され続けたひとりの若者ジョン・メリック(演:ジョン・ハート)は人間に生まれながら、人間として生きることを許されなかった…。
1884年、それまでサーカスの見世物だったメリックは、ロンドン病院の優秀な外科医フレデリック・トリーヴス(演:アンソニー・ホプキンス)との出会いによって、次第に人間性を取り戻していく。そのときメリック21歳…。

撮影はロンドン市内の19世紀末期の雰囲気をもった地区で1979年10月~80年5月に行われました。舞台となったロンドン病院、リバプール・ストリート駅、テムズ川南岸サザーク地区(サザーク大聖堂を除く)のロケ地の殆どが再開発済み。ロンドン病院の院内のみそのまま残ってました。

本篇では主治医フレデリック・トリーヴス、カー・ゴム院長(演:ジョン・ギールグッド)等がロンドン病院に於いてエレファント・マン=ジョン・メリックの今後の処遇を話し合う会議室のシーン。
英国自由クラブというウィンストン・チャーチルも会員だった社交クラブの図書室で撮影されてます。
National Liberal Club (nlc.org.uk)
どうしてここの聖地巡礼が出来たかというと、同クラブの維持のためにクラブが同じ棟にある宿泊施設を売却してホテルにしたのですが、そのホテルに私が3泊してクラブ会員の予約が入ってない時間帯(←結局早朝になってしまった)に撮影させてもらったからです。ちなみにホテルはザ・ロイヤル・ホースガーズ。ロケーションが抜群すぎるウルトラ級高級ホテル(笑)。週末の3泊で12万円弱払いました(苦笑)。これでも安くしてもらいました。
THE ROYAL HORSEGUARDS HOTEL LONDON (hotel-ds.com)
このホテルを選んだのは『エレファント・マン』故では無く、(私の生涯で2番目にフェバリット・ピクチャーとなる)テリー・ギリアムの『未来世紀ブラジル』とロケ地が被った為ですが…。もう2度と泊りません(笑)。目的は達成できましたから。流石のロンドンでも次はもっと安い所に泊まりますよ。

という訳で若き日のハンニバル・レクター博士も踏み入れた社交クラブの図書室ですが、やっぱり風格が違います。円柱も装飾が綺麗で、映画本篇がモノクロなのが勿体ない位でした。自分入りの写真が無いのは今回のイングランド聖地巡礼では三脚を持ち込めなかった為。これは仕方がありません。他の作品を優先した結果です。
映画本篇ではこの建物の廊下やジョン・ギールグッドの院長室で別の部屋も使われたとのことだったので、廊下の写真も多数撮影して、帰国後に映画本篇と照合してみたのですが、撮影角度がお互いズレてたのか合致せず、残念な結果に終わりました。また別の部屋ついては、小さな会議室は鍵がかかっていて入れない部屋もありこちらも断念せざるを得ませんでした。

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©2019 プッチー・ミンミン


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