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0005 聖アンドレイ・タルコフスキー監督『サクリファイス』聖地巡礼

2023‎年5‎月‎3日(水)にスウェーデンのストックホルムで聖アンドレイ・タルコフスキー監督『サクリファイス』(Offret(スウェーデン語題) : Sacrificatio(ラテン語題))の聖地巡礼をしてきました。

聖アンドレイ・タルコフスキーは『僕の村は戦場だった』の1962年第23回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞で列聖。

当該の『サクリファイス』は、1986年第39回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ&芸術貢献賞(スヴェン・ニクヴィスト)受賞。因みにパルム・ドールは聖ローランド・ジョフィの『ミッション』。

作品は、スウェーデン本土から離れた同国最大、且つ、バルト海最大の島ゴッドランド島で
Gotland – Wikipedia
暮らす無神論者のサレクサンデル(演:エルランド・ヨセフソン←聖イングマール・ベルイマンの分身のひとり)が、自身の誕生日に、核戦争が勃発し世界が破滅したことを知り、自らの狂気を賭け、(信じていない)神と対決し、奇跡で愛する人類を救済し、自らを犠牲に捧げる、1泊2日の映像詩。

なお、ゴッドランド島の北隣に位置し橋で繋がっている離島のフォーレ島 Fårö は聖イングマール・ベルイマンが晩年を過ごし『鏡の中にある如く』『仮面/ペルソナ』が撮られた島として有名です。
Fårö – Wikipedia

残念ながら島まで移動する時間は無かったので、聖地巡礼先は、世界の終末を迎えて人々が右往左往する様を描いたストックホルムのチュネルガタン。
Tunnelgatan – Wikipedia
宿泊したホテルから歩いて行ける場所でした。

5月3日(水)はボルボに乗せてもらってストックホルム郊外の色々な作品のロケ地を聖地巡礼したのですが、ボルボの運転手からは「『サクリファイス』や聖ベルイマンのロケ地巡りをするんだったらゴッドランドに行かなきゃ」と言われました。私もそう思いますよ。

©2023 プッチー・ミンミン
©1986 Svenska Filminstitutet

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