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アーユルヴェーダと体質(アルマとアーサナ)

マルマとアーサナ

アーサナヨガ(ポーズを行うヨガ)の主目的の1つとして、さまざまなマルマの領域をプラーナ(身体エネルギー)が正確に滞りなく流れるようにすることがあります。

関節に位置するマルマがたくさんあるので、アーサナを行うことによりマルマを刺激し活性化することに役立ちます。

その為の効果的なアーサナヨガの為には、強張りや緊張のあるマルマの領域の循環を良くするように、マルマ周辺の筋肉と関節に適切な動きや運動が必要になります。

アーサナの持つ効果や効能についての詳細は計り知れないので割愛しますが…

例えば…
坐位のアーサナ全般(特に蓮華坐)は、マルマを閉じて、身体と心のエネルギーを内側に留め保ち内在化させていきます。

ひねりのアーサナはナーディを通るエネルギーの流れを高め、マルマに保たれたエネルギーを解放し、特に背中、腰、肩のマルマに効果があります。

立ちポーズや体側を伸ばすポーズ(三角のポーズや戦士のポーズなど)は、マルマを開いて伸ばし外部のエネルギーや生気の源と繋いで流していくのに役立ちます。

反るポーズ(弓のポーズ、ラクダのポーズなど)は、胸や体の前面にあるマルマを開き強く刺激し、エネルギーを活性化させます。

前屈のポーズ(背中を伸ばし膝に顔をつけるポーズなど)は、背面のマルマに効果をもたらし、エネルギーを落ち着かせ沈静させます。

逆転のポーズ(頭立ち、肩立ちなど)は、逆転の種類の応じて頭や肩、首、喉の他、神経系に効果を発揮します。しかし、逆転のポーズを行うのには適切な準備が必要になっていきます。

ここで重要なのは、エネルギー(プラーナ)の中心となるマルマはプラーナヤーマ(呼吸)によって容易に変化するということ。

ポーズを行う事だけにとらわれてしまうと、内側と外側の橋渡しをする重要な呼吸の存在を忘れてしまいます。
自分にとって苦手なポーズは、否応無く呼吸の存在感が増しますが、更に呼吸が出来なくなるほどのポーズもあるでしょう!そんなポーズは本来の意味を成しません…

と言っても、私は散々やってしまっていましたよ…

そのお陰で、それが意味を成さないことを知る事が出来たし、感覚器官と運動器官をコントロールして、内側に向けるための呼吸の重要性も感じました。

やってみて、身を持って知る事が感覚を鍛え意識化出来る練習でもあると思います。
でも、ケガはしない方が良いです。

私はヨガで大ケガをしたことはありませんが、色々な失敗は何度もあります。

それが今役に立つ事に変わるのですから、余計なものは何も無いのだと改めて感じる今日この頃デス…

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