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探索と秩序

引っ越し完了!
いつもの引っ越し屋さんのご担当者は阿吽の呼吸で作業をしてくださるのでホントに助かります。

引っ越した後の楽しみといったら、段ボールもそのままに、まずは街の"探索"です。
・あの角を曲がったら何があるのかな?
・あっこんなところにぶどう園!?
・あれあれ?この道とその道がつながっているのね
などワクワクです。

子どもも道路を指さして、「こっちいく」とか「あっちいく」とか楽しそうです。

そんな風に街を歩きながら思い出しました。

あぁ、私も子どもも"人間の傾向性"を発揮しているなと

人間の傾向性とは、地域や文化、人種、風習などに関わらず、全ての人間が持っているもので、阻害されない限り作動する内面から湧き起こってくる衝動のような力です。
これを発揮することで環境に適応しながら、自己構築したり、自己実現をしていきます。

人間の傾向性は沢山の種類がありますが、動き回りたい・知りたい欲求は"探索”という傾向性です。
旅行にいって街歩きするのも、子どもが開けてはいけないと言われている扉を開けるのもw探索の傾向性があるからです。

きっと昔の人も、この探索の傾向性があったから命をかけてまで世界を冒険したんだと思います。


もう一つ、この引っ越しで強く感じた人間の傾向性が"秩序"です。
秩序とは、あるべき場所にものがあってほしい・いつも通りの順序でしたい・決まった時間に決まったことをしたいなどです。

秩序があると予測できるので安心するのですが、逆に秩序が崩れると人間は不安になったり恐怖を覚えたり戸惑いが起きてきます。

例えば今まで目印にしていた建物が無くなっていたり、突然スーパーの陳列場所が変わったりしていると戸惑いませんか?

この引っ越しで顕著に現れたのが子どもです。引っ越しするとオモチャの場所が変わったり、朝のルーティーンのタイミングが変わったり、保育園までの道のりが変わったり、様々な秩序が乱れました。

秩序が乱れるとどうなるか。
保育園に着いた時、涙全開で行きたがらないという事象が発生しました。保育園自体は引っ越し前から通っていて慣れていたので、こんなにも環境の変化(秩序の変化)が人間に与える影響は大きいのだなと感じた出来事でした。

そんな息子も数日で新たな秩序ができて環境に適応し、あれは何だったのかというくらい楽しく通っていますがw、
確かに保育園実習などにいくと、子どもは家で起きた出来事の多くを持ち込んできているなとハッキリわかります。

でも大人もそうですよね。環境が変わったり、なにかしらで秩序が乱れると、様々なものに悪影響しますものね。

逆に秩序を整えることで自分の力を発揮できることにもつながるのだと思います。スポーツ選手のルーティーンなどまさにそうですよね。

そんなこんなで、今日も家の中の秩序を整え(段ボール開けてかたづけ)、探索し(子どもに連れられ)、人間の傾向性を発揮する1日になりそうです。

Have a nice day.

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