「見つめていたい」はラブソングではない-2
前回で終了予定の『「見つめていたい」はラブソングではない』の続編です。
というのも、前回が書き終わり、記事を公開した後、noteの他の記事でも、「Every Breath You Take(見つめていたい)」の、いわゆるストーカーソング解説以外にも、この曲のもう1つの闇?を追求している内容を発見しました。
そこには、「Every Breath You Take(見つめていたい)」と、オールディーズの曲が符号しているという内容でした。
Gene Pitney - Every Breath I Take
曲が違いすぎるのでよくわかりませんが、例えば「ちっちゃな頃から悪ガキで」と「ちっちゃな頃から優等生」的な意味ぐらいかなとも思うのですが、いかがでしょうか。
・1962年にGene Pitneyが歌った曲と、1983年The Police、、21年
・1983年のチェッカーズと、2020年Ado、、37年
うーん
とはいうものの検証です。
The Police - Born In The 50's (Beat Club performance)
We're Born, Born in the 50's!!
「俺たち、1950年代生まれ!」と、Stingが歌っています。このことから考えて、1962年にGene Pitneyが歌った曲は知らない世代ではないとも思います。
ケネディが亡くなったとか、ビートルズが歌った時に叫んだなど、時事ネタ的な歌詞が並んでいます。
1951年生まれのStingが「俺たち、1950年代生まれ!」と、歌うとなんとなく、客観的な50年代生まれの歌という感じに聞こえます。Andy Summersは40年代生まれなので、「俺達の世界(Born In The 50'sの邦題)」でも、The Policeの全員の歌ではないのではと思うのは私だけですか。因みにAndy Summersは年寄りネタでStingにいじられていたのを記憶しています。
この流れから「Every Breath You Take(見つめていたい)」が、単なるラブソングとは言い難い気がします。「Don't Stand So Close to Me(高校教師)」も、Stingの実話かとよく当時のインタビューで質問されていたのを覚えています。
「Every Breath You Take(見つめていたい)」の、気になる点は、世界的なセールスとしてビルボード8位でありながら、「歌詞の内容」をあまり気もしない人達が結婚式時に使用している曲にしている事です。
日本でも流行った歌謡曲やJ-POPの歌詞を歌いつつも、のちに友人らに曲の内容を教えられて「こんな意味なんだ」と気づくことも多いかと思います。
先の記事に書きましたが、
ここに登場してくる私の知り合いの某有名バンドのコアなファンとされている人たちですら、結婚式で選んだ楽曲の「縁起の悪さ」に気づいてないのです。多くの人はあまり気にしないのかもしれないです。
この曲を知っていたら「その曲の奥さんって離婚したでしょ?」って思うのですが、それは「詳しい!」となるのでしょう。ファンの定義は難しい。
バンドとしては「売れたもん勝ち」なのかとも思います。音楽史に名前は残るし、曲も、ベートベン、シューベルトのように、スタンダードとなるでしょう。ただ、バンドでも「食っていければいい」的なスタンスもあるので、「売れる」=勝ちっていうのは人の価値観なので難しいです。
楽曲も「歌詞」はエッセンスの1つだし、ギターフレーズ、ドラムもリズムをどれにするかとか考えて、1つの旋律に骨や肉をつけ、全貌が現るのかなと想像したり、思ったり。
そもそも「歌詞がいいんだ」だけで曲は聞かないし、なんでもいいじゃないって思う曲っていくらでもあると思うのです。
逆に、この出だしの歌詞で、その楽曲の全てが決まるという曲も数多くあるなぁーと思ったり、、
話それてしまいました。もうちょっと粘ってみます。
この映像!!!
The Police - De Do Do Do, De Da Da Da (Japanese TV)
これ懐かしいです。当時、見ました。
三人は登場するオープニングは覚えてませんが、登場からの映像が見れるのは嬉しいです。
Stingがサラサラヘアーなのと、スチュ(Stewart Copeland)が座らないでパーカッションのように叩いている姿が印象的でした。(音ぱくですが)Stingがサラサラヘアーなのは、ライブ後だからでしょうか(そんな話、昔したような)。でも普通に武道館でも同じ髪型でした、あれ?
この「De Do Do Do, De Da Da Da(ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ)」は、日本語の歌詞に「言葉は俺を縛る」とあり、言葉の意味ばかりに囚われて、DO DO DOという愛の言葉がどうたらこうたらとか、当時、湯川れい子先生が説明していたような記憶があります。もしかしたらラジオで歌詞の製作時のStingとのやりとりのエピソードを説明されていたのかもしれないですが、定かではないです。
因みに「De Do Do Do, De Da Da Da(ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ)」について、Sting本人はManfred Mann (マンフレッド・マン)の「Do Wah Diddy Diddy(ドゥ・ワ・ディディ・ディディ)」や、Gene Vincent(ジーンヴィンセント)「Be-Bop-A-Lula(ビー・バップ・ア・ルーラ)」などを引き合いにしていたとのことで、「Every Breath You Take(見つめていたい)」がGene Pitney の「Every Breath I Take」が何かのヒントになったとしても、なんらおかしくないようですね。
Manfred Mann - Do Wah Diddy Diddy
話それましたが(2回目)
歌詞についてのヒント
「De Do Do Do, De Da Da Da(ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ)」の日本語ver.の歌詞です。湯川れい子先生の作です。
The Police De Do Do Do De Da Da Da Japanese Version
言葉を考えると難しいことが多いのだということかもしれません。「Do Do Do」を愛の言葉にすれば色々話を言葉を考える必要もなく、言葉を超えて愛の表現が伝わるということでしょうか。
まとめ
「Every Breath You Take(見つめていたい)」とGene Pitney 「Every Breath I Take」の関わりも捨てきれないかと思います。Stingはラブソングを書くような状況になく、本人曰く、寝ていたら出てきた歌詞と語られています。
うとうとしている時に「Every Breath I Take」がラジオから流れて、とても素敵なラブソングだったので、不安と憎悪が湧き上がり、「I」を「YOU」に変え、真逆のストーカーの曲を作った。真っ暗な部屋の中でピアノを弾いて曲を作りながら、歌詞を作っていった。いや、ちょっと怖い、想像でした。
成功と影の中のSting。現在は、その時から27年間、連れ添った奥様と6人の子供達という大セレブです。
Sting's Lifestyle 2022 ★ Net Worth, Houses, Cars
この画像の後半からの金額の数が凄いこと、凄いこと。車の紹介にトヨタのプリウス、ポルシェ911、キャデラック、他の映像には、ジャガーやトヨタがもう1台、ランドローバー、BMW 645クーペあたりを所有しているとありました。人生、何があるかわからないです。
「Every Breath You Take(見つめていたい)」は邦題のようなロマンチックな状況にないソングライターが真逆な曲調で怖い心情を綴った曲でした。ともあれ、結婚式には別な曲を選びましょう。
Sting関係のニュースがありましたが、The Policeの方がお気に入りなので、またThe Policeのことは書くと思います。
次回、Black Matel、80's、90'sのどれかになる予定です。
ご清聴ありがとうございました。
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