駆け込んだ先のガトーショコラ

カフェが好きだ。友達と一緒に美味しいものを食べて、飲んで、おしゃべりするのもよし。1人で行って読書をするのもよし。

その店こだわりの雰囲気やスイーツ、コーヒーがある。お店の人とお話をするのも楽しい。

高校生の時にカフェにハマり、様々なところに足を運んだ。大学生になってからは車を所持したので行動範囲が広がり、好きな日に好きな時間に行けるようになった。

高校生の時から足繁く通うカフェは、プリンが名物で店内の雰囲気も最高だ。年々、お客さんが増えて店の前に行列ができるほどだ。

自分のお気に入りのお店が人気になっていくのは嬉しい反面、最近楽しめなくなってしまっていることも感じている(わがままだな)。割といつ行っても混んでいるので、店に入っても「なるべく早く出なきゃな、、」という思いが頭をよぎる。

今日もずっと行きたかった写真展を見にそのカフェに約1時間かけて行ったものの、車を停められずに断念した、、、割とヘコんだ。

仕方なく、車を走らせて帰ろうと思っていたがこのままでは帰れないと思い、傷心のまま近くのカフェに駆け込んだ。そこは一度行ったことがあり、すごく静かで落ち着いた雰囲気のカフェだ。ご夫婦で営んでおり、とても優しくて、ぜんぶ大好きだ。

お目当ての所に行けずに悲しんでいたけど、そこのガトーショコラとカフェラテを口にしたら一瞬で幸せになった。すんごく美味しかった。行ってよかった。

帰りの車で色々考えてたけど、振り返ってみると人生こういうことばかりだ。悲しい、苦しいことがあってもちょっとしたきっかけで元気になったり、幸せを感じていても少しのことで落ち込んだり。こんなもんだ。だから日々頑張ろうって思うし、生きてて楽しいのかもしれない。

「人間万事塞翁が馬」これに尽きる。

人生における幸不幸は予測しがたいということ、幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ

故事ことわざ辞典

今はただひたすら目の前のやらなきゃいけないことを、腰を据えてやる。今やってる単調なこと、そして単調な日々はきっといつかは実を結ぶと思って頑張ります。

ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは。