文芸カラテ 2月4日

引く手の速度で突きの威力が増すのは正拳突きに限った話ではない(挨拶)

先に紹介した「モノカキさんのキュレーション術」で久々に島本和彦派文芸カラテが見事に決まった。

文章自体は何処に書き手の言いたいことや主張が隠されているか、それをどの様に工夫しているか……と言う、レビューで作品褒め褒めする際の着目点に関する話

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作品を書く時、こういう風に作り込みをしておくとテーマ性が際立ったり、読者に分かりやすい形で届けられるよ! というモノカキ(から、これから作家を目指そうとする人々)に向けた怪文である。大体カクヨムにはカク奴多いのだから、読者向けと見せかけてモノカキを油断させるのは当たり前だ。兵は詭道なり。The Art of war. 実際孫子も言っている。いやガチで。

んで。文中で解説した「こうすると読者に刺さるよ!」というテクを用い、露骨に「俺の言いたい事はこれだ!」とぶちかました訳ですわ。

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チェリャァァァっ!

ヨムとカクは繋がっている。読む事で生まれた顔の無い怪物(感動)と対峙して、「その感動を皆に伝えたい」というその気持ちは、作家の創作意欲と実は同質のものである。それは実の所「作家に至る道」へと繋がる扉なんよ。この主題をぶちかます為に、おじさんが身に付けた(女神から貰った訳じゃないぞ)Exスキル「檄文」を開放。実際今まで何度も使ってきた最大火力攻撃だ。読者とモノカキへの二正面攻撃、戦略上の稚拙さは破壊力上げて対応だ! 食らえ!

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にょっきり。

……効き過ぎたか? 一話あたり30pvそこそこの文章でそこだけpv60超え。文の芸で相手を崩し、体勢が崩れて回避が困難な所にズドンだ。リアルなヒサツワザというのは実の所「技を当てる前段に工夫がある」

カクヨムでもノートでも、pv増やしに四苦八苦してる人をよく見るが、一気に読者やファンを増やすなんてのは実際難しい。そんなテクがあるなら教えて欲しいぐらいだ。残念ながら私の武器は「文の芸としてのカラテ」であって列車砲やMLRSではない。

しかし、眼前にいる一人ひとりの読者を見据えてスナイピングなりカラテなりで倒して行く事は出来なくもない。技を磨き、文芸カラテの筋肉を鍛えて「一人ずつ攻略」し、1万回突きを喰らわせれば、1万人ぐらいの心にグサっと刺さる事もあろう。pv増やすのだとしたら、私はこんな地道な方法を取る。威力が上がって行けば一撃で2人3人倒せる日もいつかは来るだろう。果てなき修練の先にそれはある……まず最初に眼前の読者を確実に射抜け。先ずは一人を攻略できるカラテを練るのだ。

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