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走ることで見えてきた世界。

2018年の春、何を思ったか急にマラソン大会にエントリーしました。
小さい頃からマラソン大会は超嫌いだったのに。

今思えばそれが転機だったのかもしれない。
その時私は自分を変えるチャンスが欲しかったのかもしれない。
42.195km。
とてつもなく長い距離。
これを走りきったら何か変わるかも。
その時の私はそう考えていたのかもしれない。

当選したその日から私は毎日10km走ろうと決めました。
もちろんなんだかの理由で走れない日もありましたが、10km走るんだという気持ちで毎日過ごしていました。
今まで10kmも走った事がなかったから翌日からの筋肉痛はそれは凄まじいものでした。

マラソンを走り切るためにはどんな練習が必要かわからなかったのでマラソン関連の本を何冊か買いました。
走るモチベーションを上げるためにラン専用のインスタグラムを始めました。
そして日々の練習記録をまめに上げていきました。
そうする事で徐々にランニング仲間ができてきました。
リアルに集まって一緒に走ったりもしました。
おかげさまで走り始めないと出会う事がなかった人たちと出会う事ができました。

走る事がだんだん楽しくなっていきました。
仲間っていいなと改めて感じました。

初マラソンは長くて長くて足は痛くてそれはそれは大変でしたがなんとか完走する事ができました。その時の記録は4時間23分くらいでした。
自分としては上々な記録でした。
もうマラソンはいいかな。
とは思わずそれからもちょくちょくマラソン大会にはエントリーして走り続けています。

マラソンだけではなくトレイルランニングも始めました。
そしてついに100kmのウルトラマラソンも昨年完走しました。
100kmも走るなんて考えた事なかったのに自分が挑戦していて夢みたいでした。

そして今年はまたまたいろいろエントリーしてしまっています。
大阪マラソン。
徳島マラソン。
福井マラソン。
比叡山トレイルレース23km。
飛騨高山ウルトラマラソン100km。

なんと飛騨高山ウルトラ100にもエントリーしてしまったんです。
累積標高2700mをこす日本屈指のタフなコースの。
なんでエントリーしてしまったんだろう、とおもう自分もいます。
走りきれる自信はまだ無いです。
そんな自信つかないと思う。
やりたいからやってみる。
ただそれだけ。

人はだんだん歳をとる。
いつ体がどうなるかわからない。
だから出来るうちに挑戦する。
それだけです。
失敗してもいい。
挑戦したいだけ。

今や走る事が日常の一部になっています。
走る事で繋がった仲間がいます。
走る事で繋がった仲間たちはなんていうかさっぱりとした繋がりでいい感じなんですよね。

あと走り始めてから風邪をひかなくなりました。
免疫力が上がった様です。
モヤモヤした事があっても走ったらスッキリする事もあります。

シューズと動きやすい服があれば一人でさっと出来るというのもいいところ。

5年前に何を思ったかマラソン大会に突然エントリーしてくれた自分に感謝です。
動ける体がある限り生涯続けていこうと思っています。
走る事で見えてきた世界は素晴らしい世界でした。
こんな世界があったとは。
出会えて本当に良かったと思っています。

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