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#25 フレイルはなぜ起きる?

こんにちは
tatsuyaです。


 前回はフレイルの概要について整理しました。

 フレイルは身体的・精神的・社会的の3つの要素があることを理解しました。

 本日は、「フレイルの原因・要因」についてもう少し整理していきたいと思います。


1.要支援の後に要介護になる?

 前回のまとめで、フレイルとは健康と要介護の間の状態であり、いわゆる要支援状態にあると整理しました。

 では、すべての健康であった方がいずれは要支援になり要介護に至るのでしょうか?


 厚労省国民生活基礎調査によると、要介護と要支援の原因の推移によると、

要介護に至る要因の多くは、

①認知症

②脳血管疾患


によるものであり、

要支援に至る要因としては、

①高齢による衰弱

②骨折・転倒

③関節疾患


であると示しました。


全体の割合としては、

脳血管疾患は近年減少傾向にありますが、それとは反比例に認知症の方が増加傾向にあります。

要支援の要因の3要素はほぼ横ばいで推移しています。


脳血管疾患を発症すると急激に要介護状態に陥ることもあります。

要支援を介さずに要介護になるということになりますね。

しかし、認知症や高齢による虚弱は徐々に低下していきます。

要支援から要介護に移行するモデルとなります。



認知症の前段階(MCI)虚弱になってきた状態を早期に発見することが要支援状態に至らないための重要事項になりそうですね。

2.まとめ

1.要介護になる要因は認知症と脳血管疾患が多い
2.要支援になる要因は虚弱、転倒、関節疾患が多い
3.割合として認知症が増加傾向にある。
4.認知症前段階(MCI)と虚弱を見逃さない。



以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回は、「フレイルによる悪循環」について整理していきたいと思います。

それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。
介護報酬を追い風に、一歩ずつゼンシンしていきましょう。

「制度に関して興味がでた」「介護保険をもっと知ってみたい」と思っていただけましたらサポートをして頂けるとありがたいです! 今後も介護報酬の改定が施設にとって少しでもプラスになるように継続して行なっていきたいと思いますのでよろしくお願いします!