つまみ食い_20240519
私は今まで、ルポルタージュ系の本や歴史についての書籍を手に取ることになんとなくハードルを感じていた。
理由はおそらく、その本を正しいと思い込んでしまったりイメージを固定してしまったり、著者の思想に染まったり、そういったことを避けたいと思っているからだ。
間違えることが嫌で正確なことを知りたいと強く思うし、そのために あるひとつのことについて情報を得るときはできるだけきちんと資料にあたりたい、網羅したい、発端から全て知りたい、そういうモチベーションが高い。
だからこそ、少しだけ知るという行為はこれまであまりできなかった。
ここ最近、普段関わりのない業界のひとと話したり、なじみのないジャンルの本の感想をきいたりする機会があった。
お互いの見た世界のおもしろいところを少しずつ分け合って、世界のいろいろな扉の存在を知って、その扉のまわりのピンポイントな話をきいて。それが存外楽しかった。
世界のミクロな部分に触れてみて、そのひとつひとつを興味深く感じた。
自分では考えたこともない切り口で書かれた本をいろいろと読んでみるのは、案外おもしろいのかもしれない。
今までよりも軽い気持ちで、地球をつまみ食いしてみたい。
(過激な思想や謎の宗教に触れたとかそういうことではありませんがいつか私の言動があやしくなったらどうにかしてご連絡ください……)
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