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多様なキャリアと価値観をうまく活かし「楽しく働けるチーム」に

ピュア・エッジ「Edge Faci-Leader ファシリテーション型リーダーシップ開発トレーニング」受講生インタビュー。今回は、新しいミッションのために多様な人材から結成された部署のチームリーダーを務めておいでのN.K.さんのお話です。

N.K.さん
食品メーカー 本社スタッフ 


多様性に富んだチームの舵取り

―受講される前には、どのような課題をお持ちだったのでしょうか?

2年前に新しくできた部署でチームリーダーとなり、組織体制、運用ルールなどほぼすべてをゼロベースから組み立ててきました。非常にやりがいがある一方で、キャリア採用者も多く、多様性のあるメンバーだったため、舵取りに難しさを感じていました。

それぞれ多様な経験と価値観、スキルがあり、それはそれで素晴しいのですが、だからこそどうやってそれらをいかしてひとつのチームにしてよいのか分からなくて。ずっと同じ会社の文化のなかで上司や先輩たちに育てていただいた私からしたら当たり前のことがそうではなく、各自がバラバラで動いているような状態のように感じられました。

話をする中で、働き方や会社のルールなどについての不満や意見があることも分かりました。一人ひとりが不満なく、自身のパフォーマンスを発揮しながら生き生きと働くためにはどのようにリードしたらいいのか… 正直、まったく分からなくなっていたんです。

メンバーの話をよく聴くようになった

―受講されて、どのような気づきがありましたか?

最も印象に残っているのは、「一人ひとりが異なる社会経験から、固有のフィルターを持っている」という話です。同じ事実を目にしていても、独自のフィルターを通して判断しているので、それぞれ受け止め方や反応が異なるのも当然だと。言われてみると、その通りだなと納得しました。
 
そこからは、できる限りメンバーの話を聴くようになりました。どうしてそう思ったのか、どう感じ、なにを考えたのか。そうすると、それまでは受け入れられなかった意見も、一概に間違っているわけではないことに気づきました。なるほど、そう考えるから、そのようなアウトプットをしているのかと。どんなアウトプットにも理由があると分かり、異なる意見も許容できるようになりました。

意見と人格を切り離して考える

もうひとつ、「意見と人格を切り離して考える」との話も、とても勉強になりましたね。それまでは反対意見があると、自分の人格が否定されていると受け取ってしまうことが多かったと思います。そして、その人自身を「話の通じない人」と思いがちでした。でも、それはあくまでひとつの意見。その人そのものではないんですね。

受講した2023年の終わりに、メンバーから「今年は楽しかった」との声が上がりました。また、上司から「みんなが楽しく働いているように見える」とも言われました。良い方向にチームが変わってきているようで、嬉しかったですね。

キャリア採用者にファシリーダーのマインドを

―この講座を、どんな方に勧めたいと思われますか?
 
どんな立場の人にも、深い気づきがある講座だと思います。
私個人としては、キャリア採用者にも学んで欲しいと考えています。それまで高い能力を活かして、自分にしかできない仕事で成果を出してキャリアアップしてきた方たち。そんな方たちがファシリーダーのマインドをもって組織づくりに意識を向けていけば、多様で豊かな経験と価値観に基づいた素晴しい組織になっていくはずですから。


N.K.さんが受講してくださった2023年の終わりに、「メンバーから今年は楽しかったとの声が上がりました」というくだりを大変うれしく拝見しました。ファシリーダーが組織にもたらす影響の最たるものだと思います。(木村すみこ)

Edge Faci-Leader ファシリテーション型リーダーシップ開発トレーニングの詳細についてはHPをご覧ください。

インタビュー/執筆:大村 隆


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