見出し画像

【読書日記】10/24(845字)

短い間でしたが、今日は図書館とブックオフ、ジュンク堂に行きました。ジュンク堂では岩波文庫を2冊購入。『詞花和歌集』をさっそく読み始めています。毎日短歌を作っているぐらいなので、私は本当に和歌や短歌が好きです。

画像1

本は5冊読みました。『夢の雫、黄金の鳥籠』は私のようなおっさんが読むのには似合わない本ですが、絵も奇麗で、面白かったです。奴隷として買われた少女アレクサンドラの運命が気になります。

『リスのパナシ』はフランスの児童文学。挿絵が奇麗で可愛くて、眺めていると心が和みます。家族とはぐれてしまった子リスのパナシが、お母さんたちと再会する場面に胸が熱くなりました。『しっぽのクレヨン』は動物をテーマにした詩集で、美しくてユーモアがあります。銅版画も好みでした。

画像2

『サザエさん』は本当に好きな漫画です。昔は必ずアニメも見ていました。食欲の秋にちなんで、おやつやご飯のことを描いた漫画が収録されています。かなり可笑しくて何度も笑いました。

焚火の後始末をするように浪平に言われたサザエさんが、うっかり水をかけた後に恥ずかしそうに焼き芋を取り出す話があります。すっかり忘れていたのですが、昔は焚火で焼き芋をすることがありました。出来上がってお芋が美味しかったことを、懐かしく思い出しました。

画像3

谷川俊太郎さんは本当に好きな詩人です。中学生の頃から読んでいます。谷川さんの詩を読むと、胸の中にあるもやもやしたものがすっきりした形になって、自分に受け入れやすくなります。その感じが好きです。それからいろいろと悲しいことや辛いことがあるけれど、とにかく生きていこう、と言う励ましを受け取って、救われた気持ちになることが少なくありません。

この詩集では「未知」と言う詩が一番好きでした。生きることの悲しみと喜びが凝縮された表現で描かれています。「私たちは未知の時間へ足を踏み込む/どんな夢も予言できぬ新しい痛みを負いつつ」と言う最後の2行にぐっときました。いつでも痛みはあるが、それでも生き続けなければと思いました。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?