02-圧倒的サイト戦略/大浦早紀子

WEBディレクターとして勤め、まだ社歴は浅いがクライアントが求めているモノは決まって「いいものを作ってほしい」である事が多い。
入社して間もない頃は「わかりました!頑張ります!」みたいな体育会系の勢いでクライアントと向き合っていた。
しかし月日が経ち、そもそも「いいもの」っとは何なのか。
この「いいもの」を私は言語化できるか?を自分に問う事が多くなった。
そこで出会ったのがこの本。


この本を手に取った理由は、同じWEBディレクターとして勤めている方がオススメしていたのもあるが、私が言語化できていない「いいものを作る」に対してのヒントがあるのではないかと思ったから。
結論、この本を読んでヒントにはなったが、答えは見つからなかった。
そもそもWEBディレクターとしてクライアントとうん百回と接していないし
歴も浅いのでこの本を読んで「納得!答えが出た」はそもそもないと考えていい。まあ、答えが出たらそれは天才だ。

全てを書くと著者に失礼なのでこの本を通して視野が変わったことがある。
一つ目は「戦略」について。
クライアントのことを知る時に行う3C分析。
他社競合と比較した時の強みは。とか「強み」部分を多く探し「弱み」については目を逸らしがちだ。ただ、この弱みに対して理由づけしてあげるのが私たちの仕事である事を忘れてはいけない。
「納期が遅い」や「品数が少ない」ことに対してこのままにしておくと弱みが光り、他社比較のフェーズで、この弱みに対してサイトに補完されていないから他社と負ける。ただ、この弱みに対して「納期が遅いのは手作業で行っていて一つ一つ丁寧に梱包しているからです」等の補足情報がサイトにあればどうだろうか。少なからず前者よりも他社に勝てる確率はグンと上がったはず。クライアントの弱みも活かすも殺すも私たちの仕事だ。

二つ目は「情報を伝えるタイミング」
ペルソナも考え、今制作をしているサイトの想定ユーザーはいるはず。
このユーザーが「どのタイミングで、どんな情報が欲しいと感じるのか」を考え設計していくのも私たちプロの仕事だ。この「タイミング」に対し適した「情報」を与えることでコンバージョンも高まる。しかし、この「情報」が適したタイミングでなければユーザーがサイト滞在中に考える時間が増え離脱する確率も上がる。いかにベストタイミングで情報を渡せるかが勝負である。

今回はあえて目次なしの殴り書き形式で感じたこと、思ったことを書いてみた。(後はですます調ではない文面で書いてみたけれど、枕詞もないしですます調でないとなぜか威圧的に感じるのは私だけだろうか笑)

月2冊読書、無事1月目標達成!2月も継続して頑張ります。

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