くつとしんけい

【靴による神経システムへの影響】~歩行に必要な神経生理学から紐解く~

人が歩くのに必要な道具は何でしょう?

タイトルからも分かるように靴ですね!
まぁ、社会的に洋服も必要ですが(笑)


私のイメージですが・・・神経生理学が苦手なPTが多い気がします。

筋・骨格系が好きな(得意な)PTが多い気がします。偏見ですね(笑)



筋の収縮は神経系の振る舞いによって決まります。


そう考えるだけでも神経生理学の重要性を感じられるかと思います。


では、神経系の振る舞いによって得られた筋収縮がどのようにして身体を運動しているのか?

歩行における神経系の働きは?

靴が歩行に与える影響は?

最近よく聞くCPGって結局のところ何なの?

足部が重要だというのは分かるけど、なぜ重要なのか?

足部を評価するけど、神経生理学的には良く分からない?

バイオメカニクスは得意だけど神経生理学はちょっと・・・?


身体はひとつです。

バイオメカニクスが重要であることは間違いありません!

そこに神経生理学の要素を足してみてはいかがでしょうか??

それだけでアプローチの幅は格段に広がります。それだけで身体への理解はぐんと深まります。


また、見落としがちな「靴の身体への影響」も書いてあります!

足部やインソールが重要であるのはもちろんですが、靴に言及しているものはまだまだ少ないです。

また、靴と神経生理学を絡めているものを私はまだ見たことがありません!!希少性の高いnoteになっていると思います。

希少性が高いということは、知らない人に対して「へへーん!」と鼻高々に出来るのです!!(笑)

・まわりと差をつけたいセラピスト

・インソールやってるけど神経生理学的には良く分からないというセラピスト

・足部が重要なのはわかるけど、バイオメカニクス的な説明しか出来ないセラピスト

・靴が重要なのは知っているけど、神経生理学的にどうなのかはわからないセラピスト

・とにかく色んな知識が欲しいセラピスト

・色んな視点から対象者を良くしたいセラピスト

そんなセラピストにおすすめのnoteです。

このnoteは現在980円で販売しております。

これは本を買うよりも遥かにお得ですし、靴と歩行の神経生理学を書いた本はそもそも見たことがありません。

つまり、非常に希少性が高いです!!
問題は日本人が靴についての問題意識がとても低いということなのですが(⌒-⌒; )
靴についての正しい知識を広めるためにも格安のお値段でやっております。

※尚、靴の細かい部分に関してはこちらのnoteをご覧くださいね!


【このnoteの目次】

・人が動くための仕組み
・筋力のコントロール
・運動における神経システム
・足が全身に与える影響力
・神経可塑性
・神経生理学的な学習とは(hebb則)
・神経可塑性とhebb則から見えてくること
・運動学習戦略
・歩行の3つの側面
・歩行中枢
・CPG(中枢パターン発生器)
・股関節伸展とCPG
・股関節伸展とフォアフットロッカ—
・足底感覚を筋収縮の関連性
・腹内側系と背外側系の相反性
・歩き方はどうやって決まるのか
・まとめと質問受付


【人が動くための仕組み】

人が動くためには、重心をコントロールして、意図した(意図せずとも)方向へ移動させることが必要となります。


私たちの重心を動かすために必要な力は何だと思いますか??


・筋力!!と思った方、問答無用でこのnoteを買ってください。(笑)

・重力!!と答えた方、読み進めてからnoteを買うかご検討ください。(笑)

・床反力!!と答えた方、とりあえず無料部分を読んでください(笑)



正解は重力床反力です。

私たちが宇宙という無重力下で筋力を使って手足をパタパタと動かしたところで重心は移動しません。

これは、筋力を使っても重心を移動することが出来ないということです。

そして、私たちは地球上で生活しているので、地球の重力から逃れることは出来ません。

宇宙に行かない限りは常に私たちは重力下にさらされています。生まれた時からずぅーーーーっと重力下にいるので、私たちは重力がかかっているということを忘れてしまうほど身近な存在ですね!

それほどまでに身近ですが、私たちは重力をコントロールすることはできません!

つまり、重力だけでは私たちは意図した方向に重心を移動できないんですね。

ここで出てくるのが、床反力です。

床反力とは何なのか?を理解する上で出てくるのが、かの有名なアイザック・ニュートンが残した運動の第3法則です。

作用・反作用の法則って言った方がなじみ深いかもしれませんね!

これは、押した分だけ押し返してくる!という単純な法則です ^^

私たちは重力によって床(地面)に常に押されています。

ということは、その分だけ地面に押し返されているってことになります。

その重力と床反力が釣り合っていることが力学的に安定しているということになります。

安定しているということは移動できません。移動しているということは不安定ということになります。


では、私たちはどのようにして不安定を作り出しているのか?

どのようにして移動しているのか?


ズバリ、私たちは床反力をコントロールしているんです。

たとえばこの黒い箱を左方に重心移動させたい場合は、右方からの床反力を立ち上げることで重心が左方に移動します。

もしくは、左方から立ち上がっている床反力を抜くことで重心は左方に移動します。これは、古武術などで言われる「抜き」の動き方になりますね!

上述の通り、重力は私たちが働きかけても変化しません。

そのため、床反力をコントロールして移動しています。そして、その床反力をコントロールする力のひとつが筋力になります。

筋力で私たちが移動していると考えていた方は考え直してくださいね!

筋力を使って床反力をコントロールして移動しているんです。

筋力だけでは運動パフォーマンスは良くなりませんよ!学生のレポートや新入職員の症例検討を聞いていると筋トレをしておけば良い!みたいなものをよく耳にしました(笑)


【筋力のコントロール】


では、私たちは筋力をどのように調節しているのか??

私たちは意識的に筋を収縮させることが出来ますが、「前鋸筋に最大随意収縮の30%の力を!!」や「中間広筋を外側広筋よりも先に収縮させたい!!」などと思うことはありません。

私たちは普段動いている際に筋を意識することはありません。

まして、右に移動したいから左側の大腿四頭筋と下腿三頭筋を使って地面からの床反力を高めて・・・などと考えたこともないはずです。

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