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【彼氏いない歴=年齢】映画やドラマ見放題がやめられない人へ

「彼氏いない歴=年齢」でお悩みの女性のみなさん、こんばんは。40代で「彼氏いない歴=年齢」&「おひとりさま」の占い師(占いカウンセラー)・可憐(かれん)です。

いわゆる「若者の恋愛離れ」の原因は、スマホやSNSだと言われています。

ここのところ連続で、「スマホ・SNSをしすぎると「彼氏いない歴=年齢」になる」ので、「スマホ・SNSにかける時間を見直そう」、そうすれば恋ができるでしょうという記事を書いてきました。

・「スマホ・SNSをしすぎると「彼氏いない歴=年齢」になる」はコチラ
・ワーク#2「スマホ・SNSにかける時間を見直そう」はコチラ

それに続けて、お伝えしたいことがあります。

あなたは、ドラマや映画、恋愛バラエティ番組やリアリティショー、動画などを見ることにハマっていませんか?

この記事がおすすめの人は、以下のようなことが理由で「彼氏いない歴=年齢」になっている女性です。

・現実の三次元の彼氏をつくってつき合うよりも、ドラマや映画、動画などを見ている方が楽しい
・ドラマや映画、動画などを見ていると、単純に時間がなくなって、彼氏をつくってつき合うヒマがない
・現実の彼氏とつき合うのは面倒くさいので、このままずっとドラマや映画、動画などを見て生きていきたい
・現実の恋愛に興味がない、またはあきらめた
・気がついたら、ただなんとなく「彼氏いない歴=年齢」になっていた

ドラマや映画、動画などを見ることにハマって、「彼氏いない歴=年齢」になっている女性のみなさんへ。

まず、私の経験談からお伝えします。少しおつき合いください。


大学時代のバイト

大学3、4年の時に、映画館でバイトをしてました。
そこのアルバイトは全員、大学生で、
女子は受付でチケットのもぎりやお客様の応対、案内。出札(しゅっさつ)でチケットの販売をするのがメインの業務。
男子は館内や外の行列の整理や誘導など。他に事務室で社員さんの補佐をするなど。

夏休みやお正月など、ヒット作が上映される時期でない、オフシーズンの平日の昼間や夜間などは、映画館にはお客様があまり来ません。
特に映画の上映中は誰も出入りしないので、人っ子一人通りません。
でも、受付や出札にはだれか1人は必ずいなくてはいけない。
一応、仕事中なので、私物の持ち込みは禁止。
突然、お客様がフラリと来ることもあるので、居眠りなんかせずに、一応、ピシッと座っていないといけない。

というわけで、たった1人、受付や出札でただ座ってるだけの時間は、本当にヒマでヒマで、退屈で。

時は金なりとは言い得て妙。
「この何もしない、ただ座ってるだけの私の時間がお金(時給)になる」ということが、ヒシヒシと感じられたものでした。

彼氏いない喪女、目標を立てる

そして、モテない女子であった私は、大学3、4年でデートする彼氏もおらず、がんばって彼氏をつくろうという気力もなく。
その代わり「映画をたくさん見よう」という目標を立てました。

バイト先の映画館、他の映画館、大学の図書館にある視聴覚ブース、レンタルビデオも合わせて、年間300本くらい見たんじゃないかと思います。
(渋谷のシネマライズ、好きでよく行きました。有楽町のスバル座も。岩波ホールも)

社会人になってからも映画はよく見ました。

大学卒業後に就職した出版社はブラック企業で、平日は深夜1時、2時頃に帰宅して、ちょっとテレビを見て、風呂に入って眠るだけ。

彼氏もつくらず(つくれず?)、デートもせずに、たまに1人で映画館に行って。
社会人の20代で500本以上は見たのでは?

そうして20代という時間なんて、気づいたらあっという間に過ぎていました。

忘れる

先日、このブログを始めて、「あ、ルッキズムを題材にしたいい映画があった。あれは自分の見た目に自信がない若いお嬢さん方におすすめしたい。あれ、あれ・・・あれ?」とそのタイトルを思い出そうとしたんですが、出てこない。
主演女優の名前はわかる。最後の決めゼリフもはっきり覚えている。
でも、タイトルも、おおまかなストーリーも覚えていない。

びっくりしました。

だって、私は大学3、4年のほとんどの時間をバイトと映画に費やしていたんですから!
そして、20代も空いた時間を費やして、500本以上は見たのですから!

私の時間はどこへ?

あわてて、他に見た映画のことも思い出そうとしました。
ネットで、ざっくりその時代の映画タイトルをリストアップ。見たか、見てないかだけでも判断しようとしました。

中には、しょうもない、つまんない映画だったな~、時間もお金ももったいなかった、ということで覚えてるものもありました。
これは私の人生ベスト10に入るかも、と思えるくらいおもしろくて、覚えているものもありました。

でも、見たかどうかも忘れてる、というものも多々ある。

がく然としました。
あんなに熱心に見たものを、好きだったものを、ほとんど忘れているなんて。

あれらを忘れてしまったとしたら、「私は彼氏はいないし、デートもしてない。でも、映画はたくさん見て知っている。つまんないデートをするより映画を見るのは楽しい」という、こじらせた私の負け惜しみのような存在意義(アイデンティティ)、そしてあの頃、費やした情熱や、私の時間はどこへ行ってしまったというのか?

「私」がいなくなる

今思うと、
だれかが想像力を働かせて作った、空想の、作り物の物語を、
俳優さんたちが扮する、現実には存在しない登場人物が演技で泣いたり笑ったりする様子を、ただ座って見てるだけ。私は単なる傍観者になっていたんですよね。

自分が実際に体験しているわけではなく、受け身で、ただ見ているだけだと、忘れるのが早いのです。

そして、見てるだけの傍観者になってるその時間、また、主人公や他の登場人物に感情移入してるとき、「私」っていなくなってるんですよね。

浪費ではなくて消費

そして、映画という「誰かが作った空想の物語」に明け渡してしまった「20代の私の時間」は、忘れてしまって、残ってない。

だいたい2時間の上映時間中、確かにその間は楽しめました。
「おもしろかった」「感動した」「笑えた」「泣けた」「なんだかよくわからなかったけど、心に染みた」「よかった」「つまんなかった」など、心が動いたり、励まされたり、知らないことを知れたりした、豊かな時間だったはず。

たとえ忘れてしまっても、何かは必ず私の中に残っているはず。だから、何もかもまったくのムダ、時間とお金の浪費とは思いません。

でも、忘れてしまって、残ってないなら、消費してしまったと言えるかも。

死ぬまで忘れないのは

それに対して、自分が実際に体験したことは忘れにくいのです。

映画館でバイトして、映画をたくさん見ていた大学3、4年の頃。
バイト先に好きな人がいました。

同い年で他大学に通う彼とはバイト先で会うだけ。夜間部の彼と私のシフトは合わず、いつもすれちがいでした。
でも、たまたま一度だけ、一緒に駅まで帰れた日があったんです。

ほんの10分くらいでも、並んで一緒に歩いたあの時のことは、20年以上がたった今でも覚えてる。

先を歩いていた彼に思い切って声をかけたら、振り返って「おう」って言ったこと。
彼はたばこを吸う人で、HOPEなんておっさんくさい銘柄を吸ってて、
歩きながら彼がたばこに火をつけたこと(※当時は路上のどこでもたばこが吸えた)。
思い切って隣の彼を見上げて、その横顔を見つめたこと。

勇気が出なくて告白すらできなくて、大学生だけのバイト先は大学の卒業と同時にみんな卒業で、辞めてしまったら、そのまま会うこともなくなったけど。

その頃に見た300本の映画のほとんどは忘れてしまったけど、
あの日、一緒に帰った10分くらいのことは、たぶん、私、死ぬまで忘れない。

人が死ぬとき、「走馬灯のように、これまでの思い出が浮かぶ」と言われます。
私の場合、その走馬灯には、忘れてしまった500本以上の映画のシーンも、ただ座って見てただけのドラマなどの「空想の誰かの物語」は出てこないと思います。

たぶん、死ぬときに思い出すのは、自分が実際に体験したことなのではないでしょうか。

キリがないから

今は映画やドラマ、恋愛バラエティ番組やリアリティショー、動画、マンガ、ゲームなど、他の誰かが主人公である物語のコンテンツが無限にあふれています。

動画は見放題、マンガも読み放題。楽しいことがいっぱい。時間がいくらあっても足りない。

でも、それって本当に危険です。
だって、残りの時間というのは、あなたの命が尽きるまでの寿命ということですから。

これまで作られたコンテンツも、これから作り続けられるものも、膨大で。たとえその中から好きなものだけ選んでも、あなたがこれから死ぬまでの残りの人生の時間すべてをかけても、すべてを見ることは絶対にできない。

最新作は数年たてば古くなる。
20代で見て「楽しかった、おもしろかった」と思ったものは、30代の感性ではおもしろいと思えなくなる。30代でおもしろいと思うものは、またどんどん作られる。
キリがないのです。

そうして、誰かが作った空想の物語に、自分の人生の残り時間を明け渡してしまうよりも、
ただ見るだけの傍観者となるよりも、目と耳と脳だけ使うよりも、
自分が実際に手や体を動かして体験する、
何か熱中できることを実際にやる、
その方が、忘れてしまうことも少なく、時間を消費してしまった、とは思わずに、人生は充実するかもしれません。

「そうはいっても、現実には楽しいことがない。だから映画やドラマを見るのだ」という人もいるでしょう。

何を楽しいと感じるかは人それぞれなのです。
その楽しさを、実際に体験して熱中できることを、やりがいというものを、人から与えられるのではなく、自分で探して、自分が楽しいと思えることを見つけて、実際にやるのが、人生なのではないかと思うのです。
(私の場合、30才頃に軽い気持ちでカルチャースクールで占いを習って、楽しい趣味のつもりが、40代で仕事になるなんて。人生、何が起こるかわからないものです)

傍観者でなく、主人公に

話は変わりますが、私、高校時代に茶道部だったのです。
茶道は禅と関わりがあり、茶室の床の間に飾られる掛け軸には、禅語が書かれていることがありました。
(「一期一会」とか、「日日是好日」とか)

そのとき、茶道の先生が教えてくれた禅語をいくつか覚えているので、その中の1つをご紹介します。

「主人公」
瑞巌寺(ずいがんじ)の師彦(しげん)和尚という人が、毎日自分に向かって「主人公」と呼びかけ「はい」と返事をしていたという話から、人に流されずいつでも主人公であれ、という意味の禅語。 『無門関』より

『心とからだのサビをとる シンプル禅生活』金嶽宗信(香林院住職)監修

現実のあなたの人生の主人公はあなたです。

「空想の誰かが主人公の物語」を傍観者となって、ただ見ているだけよりも、
あるいは、実在しない架空の登場人物に感情移入して、「私」がいなくなった時間を過ごすよりも、
あなたの人生の物語を、あなたが主人公になって、創造(クリエイト)する。
その方が、人生は充実するし、楽しいよ。

100本の恋愛ドラマや映画の登場人物の恋愛模様を、傍観者として見てキュンキュンするよりも、好きな人に会いに行くドキドキ感は、100倍勝る。
現実の彼氏とつき合う方が、あなたの日常はときめくよ。

1人でいても楽しいけれど、2人でいるともっと楽しい。これがいい恋愛だそうです(恋愛本に書いてあった)。

だから、
・現実の三次元の彼氏をつくってつき合うよりも、ドラマや映画、動画などを見ている方が楽しい
・ドラマや映画、動画などを見ていると、単純に時間がなくなって、彼氏をつくってつき合うヒマがない
・現実の彼氏とつき合うのは面倒くさいので、このままずっとドラマや映画、動画などを見て生きていきたい
・現実の恋愛に興味がない
・気がついたら、ただなんとなく「彼氏いない歴=年齢」になっていた

という人は、
「空想の誰かの物語」に自分の人生の残り時間を明け渡さないで、
架空の登場人物に感情移入して、自分がいなくならないように、
登場人物たちは、あなたがあなたの人生を生きるための応援団やサポーターになってもらって、
あなたはあなたの人生の主人公として、生きていくのがよいと思うよ。

まずは、あなたは自分の人生の主人公になっているか?
禅の和尚様のように、たまに「主人公!」と声を出して自分に呼びかけて、「はい!」と返事をしてみるのはどうでしょう?

おわりに

誰かが作った空想の物語を見てるだけだと忘れてしまう。

「空想の誰かの物語」に、自分の人生の残り時間を明け渡してしまうよりも、自分が体験する、何か熱中できることを実際にやる、その方が人生は充実するでしょう。

あなたの人生の物語の主人公はあなた。
「空想の誰かの物語」を見てるだけの傍観者にならずに、架空のキャラクターたちは応援団、サポーターとして考えて。

そのために、自分に「主人公!」と呼びかけて「はい!」と返事をするのはどうでしょう?

*思い出せなかったルッキズムを扱った映画は、調べて思い出したので、これから書く予定の「自分の見た目を好きになる」ワークのときに、お教えします^^

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時間について書いているこちらの記事もご覧ください。
「彼氏いない歴=年齢」でお悩みの女性が彼氏をつくるための11のワーク #2「スマホ・SNSにかける時間を見直そう」はコチラ

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龍泉寺可憐|40代で「彼氏いない歴=年齢」&「おひとりさま」の占い師(占いカウンセラー)
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