【レッスン2】胸を楽にする
こんにちは。
ボイストレーナー&ミュージックアドバイザーの
中島えりなです。
ジャンルは主にポップス全般です。
前回は腹式呼吸のトレーニングの仕方を書きました。
さらに以前に書いた「発声における身体各部の役割」では、
胸は「音の発生源」「共鳴盤」「パワーアンプ」にあたると
お伝えしました。
今回はその中の、
胸を楽にして共鳴しやすくするヒントをお伝えします。
\それではGO!/
レッスン2 胸を楽にする
胸の筋肉に力が入りすぎていると振動せず
共鳴しにくくなり、豊かな響きが得られません。
なので胸を楽にすることがとても大切になってきます。
胸を楽にする目的は・・・
1 声帯の周囲の筋肉をゆるめる
2 胸部への圧力を減らし、
振動しやすい(共鳴しやすい)状態にする
【練習のヒント】
以下のことに気をつけながらトレーニングしてみてください。
◇声を出すときに胸が持ち上がっている時は
喉をしめて胸に圧力をかけた状態なので
共鳴しにくい状態になっています。
◇咽喉が下がったり喉の両側がふくれる時は
上胸部や喉に力を掛ける発声をしているため、
理想的な発声とは言えません。
◇声を出すために息の流れが阻害されないように
空気の流れを優先しましょう。
◇深いため息をついて、上半身を脱力させましょう。
(前回書いた腹式呼吸のトレーニングの2を重点的に)
◇気がついた時にデコルテのあたりを軽く叩き
胸部をほぐす感覚で。
1日のおわりに帰宅して荷物をおろした時のつもりで
「はあ~~~~つかれた」
その緊張感の抜けた瞬間の感覚で発声をすると
聴いている人も安心する心地良い声になっています。
自分の喉も痛めません。
お腹を意識して土台を作ったら、さらに胸を楽にする。
自分の体と対話しながらコツをつかんでいきましょう。
次回はレッスン3 口の形の確認 です。
読んでいただきありがとうございました。
それではまた~♪
ボイストレーナー&メンタル心理ミュージックアドバイザーERINAこと
中島えりな
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?