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作者の気持ち

受験シーズンですね。
大学入試の時、こんな逸話を聞いたことがあります。

作者の気持ちを答えなさい、的な問題を、当の作者が間違える。

この手の実験をやっている人が結構いたので、ネットで調べてみても面白いです。

Yahoo知恵袋で『この問題を作った人の気持ちじゃないのか』といった感じの指摘もあるように、入試問題の解答はあくまでも『問題』の作者が、とてつもなく客観的にその文から読み取れる『解答』を用意しているだけで、本当の作者の考えなんかは置き去りのことが多いということ。

で、まぁ何が言いたいのかって
店頭の貼り紙について、ですね。
大変反響をいただきまして。

『先日、大変目に余る方がおられまして、いよいよ堪忍袋の緒が切れてしまいそうでしたので、写真撮影等は原則禁止といたしました。御理解の程、宜しくお願いいたします。』

作者の本当の気持ちはどうなのか。
この問題を解いてみましょう。

目に余る方がいて、堪忍袋の緒が切れてしまいそうでした、ということは、まだ切れてはいないわけです。

そして、“原則”禁止。
政府が発表する決まり事の中でもよく見かけますよねー、原則。
便利ですよね、原則って。

堪忍袋の緒が切れていたら、もう“完全に禁止”にしてます。

そんな僕の我儘な解答がこちら。
原則、と言う言葉には“例外”というものが後ろに隠れています。
なので、少し裏返して捉えて欲しいんです。
つまり、節度を保っていただければ良いと思っているんです。

金儲けの為にどうでもいいものを売っているお店とは訳が違うんです。
大寒波の寒空の下で、提供した商品が1時間近くも放置されていたら、こんな僕でも心が痛むんですよ、こんな僕でも。

あの貼り紙は、そういう人達に対する魔除けみたいなもんです。
『そういう人たち、字が読めないんじゃない?』なんて意見もありましたが。


フィルムカメラ世代ではないですが、デジカメのメモリーカードの容量が、今からすればカスみたいな時代からカメラはやっているので、
デジタルネイティブ世代の数打ち当たれ感は、ちょっとまだ理解出来そうにないみたいです。

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