【1日1事例】身体接触を伴うスポーツの経験が 心の発育・発達に与える影響 ~コンタクトの違いによる大学アスリートの心理学的特徴の比較~ #スポーツ #身体接触 #心理学

参考文献:身体接触を伴うスポーツの経験が 心の発育・発達に与える影響 ~コンタクトの違いによる大学アスリートの心理学的特徴の比較~
筆者:齋藤 実
発行日:2019年
掲載元:専修大学スポーツ研究所報
検索方法:インターネット

メモ
・、学校内を含む若 年層の暴力事件やいじめ問題で“他者の痛み を知らない”との指摘も存在する。これらの社 会的背景には、身体接触の機会の少なさがそ の一因となっている可能性が推察される。
・本研究では幼少年期にお ける身体接触を伴うスポーツの経験が心の発 育・発達に与える影響を調査することを目的とし、2014年度から研究を開始した
・コンタクトスポーツのイメージと教育効果として、以下7つのカ テゴリーが見出された。
「(A) スポーツマンシップ」
「(B)攻撃性」
「(C)レジリエンス」
「(D)プライド」
「(E)社会的技能」
「(F)同情(痛み)」
・本研究の結果からは、コンタクトスポーツは 非コンタクトスポーツと比較して「攻撃性」が 高い傾向が認められた。
・その一方、同情(痛み) や情動的共感の心理面には、非コンタクトス ポーツとの間に差を認めることはできなかったが、スポーツマンシップの因子とそれらの因 子に相関関係を認めた。
・これらのことから、コ ンタクトスポーツにおいては、スポーツマンシップやスポーツの価値に関する意識が高ければ、相手の痛みを知ることや、情動的な共感が 高まるということが本研究から示唆された。


参考URL:
file:///Users/wataruisshiki/Downloads/3131_2018_14.pdf 

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