【1日1文献】自己注射自立における作業療法士の役割について ~薬剤師との協業を通じて~#多職種連携#糖尿病#役割

参考文献:自己注射自立における作業療法士の役割について ~薬剤師との協業を通じて~
筆者:錦古里 淑(OT),宇崎 貴之(PT),吉村 綾子(その他),水野 敏行(MD)
発行日:2019年
掲載元:第39回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:多職種連携,糖尿病,役割

【はじめに】 
・厚生労働省の平成28年国民栄養・健康調 査によると糖尿病が強く疑われる者は約1,000万人と 推計され,平成9年以降増加している.
・糖尿病の治療 について,異なった専門的背景を持つ専門職が協力し てアプローチすることは,より高い質の医療提供につ ながる.
・患者様の退院に必要なインスリンの自己注射 の自立については薬剤師や看護師が援助を行うことが 多いが,この度作業療法士も関わり,検討する機会が あったので2症例を紹介し考察する

【インスリン自己注射について】 
・持効性・即効性等の 薬剤があり,どちらもデバイスを用いる.
・デバイスの 種類は製薬メーカーにより異なり,使用感,使用方法 にも違いがある.
・手順は10ほどの工程に分かれ,視 力やある程度の手指の巧緻性や理解力が必要である.

【考察】 
・今回手順の中で,どの部分が困難なのか,解決方法 はどこにあるのかを検討するために自己注射の工程を 分析し,問題がある部分にアプローチを行った.
・そし てその情報を他職種と共有することで退院支援を効率 的に進めることができたと考えられる.
・またインスリ ンの自己注射に作業療法士が関わることが有効なケー スもあるということが,看護師,薬剤師における認識 の中で高まったと考えられる.

参考URL:
http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/P5-5.pdf 


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