【1日1文献】多職種連携における ICT の活用#地域包括ケアシステム#多職種連携#ICT

参考文献:多職種連携における ICT の活用
筆者:土屋 淳郎
発行日:2017年
掲載元:リハビリテーション連携科学 18 巻 (2017) 2 号
検索方法:インターネット
キーワード:地域包括ケアシステム多職種連携医介連携SNS

【抄録】
・超高齢化社会となる2025年に向けて, 地域包括ケアシステムの構築が必要とされている. 
・これに対して「地域医療連携システム」や「多職種連携システム」といった ICT の活用に期待がされている. 
・多職種連携システムの中では, 非公開型の医介連携専用 SNS 「メディカルケアステーション」が多くの医師会で採用されており, さまざまな取り組みが行われるようになっている. 
・本稿ではこれを用いた取り組みや連携事例について紹介しその有用性について述べ, 今後の展望について考えてみたい.

メモ
・リハビリ職は医療機関もしくは訪問看護ス テーションをはじめとする介護事業所に所属してい るが,在宅の場ではこのようなリハビリ職がどの施 設にどれだけいて,何ができるのかを知ることは少なく,調べようにも情報がバラバラに存在していて わからないことが多い.
・さらに,MCS での連携を 希望しても,どの事業所が MCS の利用が可能なの かは知るすべはなく,直接もしくは人づてに知り合 った職種間でしか連携がスタートできないことも多 かった.
・MCS では所属する事業所等の施設紹介ペ ージによって実施事業の説明が可能であり,このペ ージにリンクするような検索システムと連動するこ とが可能である.
・検索システムから MCS での連携 開始までが円滑に行えるようになることで,より良 い連携が行えるものと思われる. 

・また,リハビリ職に関わらず在宅の場面において は多くの書類があり,指示書や報告書などそれらの 作成,郵送,管理,返信などの管理も一苦労である. 
・これについても文書作成アプリと MCS との連動が 可能になると,作成した書類を MCS で連携する職 種へ容易に送り,MCS 上で文書管理を行うような ことも可能になると考える. 
・これらのように,MCS には他のアプリケーショ ンと連動することで新たな機能の追加が可能にな る.
・今後,さまざまなアプリケーションが開発され MCS と連動が可能になると,職種に応じた,ある いは地域に応じたシステムになると考える.

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/reharenkei/18/2/18_112/_pdf/-char/ja


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