【1日1文献】地域在住高齢者への訪問リハビリテーションについての検討-活動と参加に関する分析#訪問リハビリ#地域在住高齢者#IADL

参考文献:地域在住高齢者への訪問リハビリテーションについての検討-活動と参加に関する分析
筆者:山田 剛史12小野 千恵1追杉 幸子1務台 均3
発行日:2022年
掲載元:第56回日本作業療法学会
検索方法:Google Scholar

【考察】
依頼目的については,機能維持や安全な生活といった活動と参加に関係しない目的は16%と少なく,多くは活動と参加に関係した依頼であり,その中でも移動についてのニーズが高いことが分かった.目標については,依頼を受けて目標を設定するため移動に関する目標の割合は高くなるが,機能維持や安全な生活といった目標はほぼなくなり,訪問リハスタッフが活動と参加へ目標を転化させていた.ADL・IADLについては,BIの6か月後の中央値は85点で機能的には高い人が多いに関わらず,FAIは有意に改善しているものの,6か月後においても中央値が8点と低値であった.移動能力への介入後もしくはそれと並行して,その他の活動と参加への介入についても訪問リハとして取り組む余地があると考えられ,対象者やケアマネジャーの意見を踏まえ今後検討していく必要がある.

参考URL:
https://confit.atlas.jp/guide/print/jotc56/subject/PN-10-7/detail


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