【1日1文献】がん患者の消化管閉塞に対する訪問栄養食事指導の取り組み#がん#消化管閉塞#訪問栄養食事指導

参考文献:がん患者の消化管閉塞に対する訪問栄養食事指導の取り組み
筆者:熊谷 琴美  , 伊藤 勇貴岡田 希和子
発行日:2023年
掲載元:日本在宅医療連合学会誌 4 巻 (2023) 1 号
検索方法:インターネット
キーワード:訪問栄養食事指導消化管閉塞多職種連携

【抄録】
・がん患者で消化管閉塞の症状がある場合,食事制限があり固形食が食べられない苦痛を伴う.
・そのため日々の体調の変化を把握しチーム医療で共有,患者の意向に寄り添った食支援が求められている.
・患者は 40 代男性,十二指腸癌腹膜播種による十二指腸狭窄のため十二指腸ステント留置施行した症例である.
・総合病院主治医より固形食の摂取は禁止,水分補給のみの指示が出された.
・退院後,患者が固形食を食べたいという要望に,在宅医,訪問看護師と連携のもと管理栄養士による訪問栄養食事指導を実施,9 日間と短い期間の中,固形食を安全に食べる支援を行った症例を経験したので報告する.

メモ
・近年がんの罹患率,死亡数が増える中,2019 年がん死亡数は男性,女性ともに消化器がんによ る割合が多い1).
・消化器がんの中でも消化管閉塞 を伴うがん患者は,消化管ステント留置を行うこ とがあるが,閉塞の状況,予後について,患者の 生活の質(Quality of Life:QOL)などを包括的 に判断し,治療方針のもと支援していくことが重 要である2).
・症状が安定している時期を見極め,早い段階で管理栄養士がチーム医療に参画し食べる 支援を行うことは,QOL の向上にもつながる

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jahcm/4/1/4_4.1_28/_pdf/-char/ja 


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