【1日1文献】慢性重度片麻痺上肢に対する個別の役割や習慣に基づいた 合目的的電気刺激療法の実践(事例報告)#脳卒中#慢性期#電気刺激療法

参考文献:慢性重度片麻痺上肢に対する個別の役割や習慣に基づいた 合目的的電気刺激療法の実践(事例報告)
筆者:南 征吾(OT)1)2),藤原 美樹子(OT)3),小林 隆司(OT)4),青木 秀哲(MD)5), 福元 喜啓(PT)2),青山 朋樹(MD)
発行日:2020年
掲載元:第40回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:在宅,脳卒中,慢性期

メモ
・FMA は,66/100(上肢:51,下肢:15)と なり上肢の運動機能があがり,自助具用のお箸を使用 しはじめた.MAL の使用頻度と動作の質は,ともに 1.93となり麻痺側上肢でボールペンを把持し書字でき るようになった
・GAS-Light の目標の達成指数は, 43.8に向上し初期評価であった目標を一部達成できた. 

・人は,本人の意図的な活動や目的のある活動 を通して,その人自身の存在を高めて健康を取り戻す (Clark:1979).
・本事例は,個別の役割や習慣を反映 した合目的的活動に従って上肢を使う経験を電気刺激 装置と組み合わせることで,廃用的上肢から補助的上 肢まで改善したと示唆された.
・合目的的活動と電気刺 激装置を併用した合目的的電気刺激療法は,重度麻痺 側上肢を能動的に使用することに貢献できると推察される.

参考URL:
https://kinot40.secand.net/file/1-11.pdf


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