【1日1文献】作業中心のEvidence-based practiceにおけるコンピテンシーの質的解明#作業療法#エビデンス#コンピテンシー

参考文献:作業中心のEvidence-based practiceにおけるコンピテンシーの質的解明
筆者:廣瀬 卓哉寺岡 睦京極 真
発行日:2022年
掲載元:作業療法 41 巻 (2022) 6 号
検索方法:インターネット
キーワード:EBOTエビデンス作業療法(EBP)

【抄録】
・本研究の目的は,作業中心のEBPにおけるコンピテンシーを探索的に検討することである.
・研究法は構造構成的質的研究法を採用し,データ分析にはSteps for Coding and Theorizationを用いた.
・対象は4名の作業療法士であった.
・結果は,コンピテンシーとして〈EBPの知識とスキルの理解〉〈作業中心の問題点の定式化およびアウトカムの採用〉〈作業療法の専門性に基づく多様なエビデンスの統合〉〈作業療法理論の実践的な参照〉が明らかとなった.
・作業中心のEBPを実践するためには,EBPの基本的な知識とスキルの理解を前提として,作業療法の専門的な実践に多様なエビデンスを統合する重要性が示された.

メモ
・作業療法における EBP は,EBP の知識やスキルを 前提として,作業療法の専門的な実践に多様なエビデ ンスを統合する重要性が示された.
・ここでいう多様な エビデンスとは,作業療法のエビデンスに加えて,他 の専門領域のエビデンスや質的研究から得られるエビ デンスのことを指している

・作業療法の 専門的な実践に多様なエビデンスを統合するために必 要な 3 つの知見が明らかとなった
①EBP の基本的な知識やスキルの理解が重要なこと
②EBP の問題点の定式化に作業療法の専門性を反映すること
③一般的に使用されているアウトカムに加え て作業療法の専門的なアウトカムを併用すること

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/41/6/41_686/_pdf/-char/ja 


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