【1日1文献】健常加齢が摂食嚥下段階(先行期)に与える影響 ―自己摂食・食事介助時の口部 Pre-shaping を 評価手法とした検討―#摂食機能#嚥下機能#食事介助

参考文献:健常加齢が摂食嚥下段階(先行期)に与える影響 ―自己摂食・食事介助時の口部 Pre-shaping を 評価手法とした検討―
筆者:田丸 佳希(OT)1),正木 慎三(その他)2),坪内 善仁(OT)3),柳川 明義(OT)
発行日:2020年
掲載元:第40回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:摂食機能,加齢,評価法

メモ
・著者は高齢者と若年者の上肢の Pre-shaping 研究を行い,高齢者は巧緻動作能力低下 の代償として Pre-shaping を早期に出現させ,手指 をより開大させてターゲットを包み込むように把持する動作戦略をとることを報告した(Tamaru 2017). 
・本結果でも高齢者は食事介助時に口部 Pre-shaping を早期に出現させることで,他者が操作するスプーン の軌跡に適応しやすくする代償戦略をとっていると考えられた.
・また本研究で用いた口部 Pre-shaping の 評価手法は,高齢者と若年者の特徴を抽出したことか ら先行期を客観的かつ簡便に評価する手法の一つとし て有効である可能性を示唆した.

参考URL:
https://kinot40.secand.net/file/1-10.pdf 


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