【1日1事例】地域の健康づくり拠点における大学生による健康プ ログラムの取り組み ~2020 年度Nスポーツコミッションでの活動を中心として~ #健康づくり #大学生 #地域

参考文献:地域の健康づくり拠点における大学生による健康プ ログラムの取り組み ~2020 年度Nスポーツコミッションでの活動を中心として~
筆者:笠井 寛和, 長嶋 泰生
発行日:2021年
掲載元:地域と住民 : コミュニティケア教育研究センター 年報 5号
検索方法:インターネット

【抄録】
・名寄市では、国の地方創生推進交付金事業として、中心市街地スポーツ・ 健康拠点「Nスポ健康ステーション」を開設した。
・本事業の背景のひとつとして、令和元年5月末現在で高 齢化率が約 32%となっており、市民全体の健康づくり~スポーツ振興を進めていく必要があることが挙げられている。
・また名寄市は3万人程度の市にも関わらず、教育機関・医療機関が充実しているという強みがあ り、地元の団体と連携し、より住民目線での健康づくり支援を進めていく必要があるとされている。
・これらの背景を踏まえた課題のひとつとして、高齢化率の増大、運動不足・健康不安があり、疾病の早期発見、対応が重要視されている。またスポーツ振興を行っていく上で、市民全体の健康度向上及び理解促進が重要であるとしている 。
・大学生の学外実習による地域住民を対象としたプログラムにおいては、学生は自らの体験学習を通して、 コミュニケーション能力や知識、そして問題解決能力の必要性を短時間で学ぶことができたことが示されている。
・また、プログラムの参加者においては、健康習慣づくりへの意識レベルの向上が認められたなどプ ログラムの有用性が示されている。
・そこで、本稿では今年度実施したふたつのプログラムへの市民の参加 状況とプログラムを通じての学生の学びや所感について検証することとした。
・学生からは、体組成測定を受ける来場者への応対の難しさや、コミュニケーションを図ることの大切さな どの感想が得られた。各プログラムにおいて、来場者の年齢層が異なることから、それぞれの年齢層の違い を理解し対応することができたと考える。
・また、従来の学外活動は「なよろ健康まつり」での1回のみのプログラムの実施であったが、今回は「街 なか運動会」と「Nスポ健康ステーション」での2回のプログラムの実施により、1回目の活動での反省内 容を評価し、2回目の活動において改善しているというPDCAサイクルにおけるフィードバックが行われ ていると考える。
・各プログラムでの体験学習を通して、先行研究にあるとおり、短時間の実習の中で学生はコミュニケー ション能力、そして問題解決能力の必要性を感じたのではないかと考える。
・このことは、専門的な内容をわ かりやすく説明することが必要な栄養指導全般でも重要なことであり、今後もこのような学外実習を実施し ていくべきと考える。


参考URL:
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