【1日1文献】訪問看護ステーションにおける参加型職場環境改善への取り組み ~ SPDCA サイクルの活性化~#訪問看護ステーション#職場環境#ストレス 2 wataru 2023年8月20日 08:41 参考文献:訪問看護ステーションにおける参加型職場環境改善への取り組み ~ SPDCA サイクルの活性化~筆者:狩野 遣斗(OT),橋本 史子(OT),山本 将(OT)発行日:2019年掲載元:第39回近畿作業療法学会検索方法:インターネットキーワード:(訪問看護ステーション),(職場環境),ストレス【はじめに】・近年,労働安全衛生においてメンタルヘ ルスは重要課題となっている.・労働者健康状況調査に おいて,職場での対人関係と仕事の量的負担が強い不 安,悩み,ストレスの原因であると報告している.・参加型職場環境改善の取り組みは労働や労働環境に起因 したリスク低減を事業者,労働者が進めていく上で有 効な実践的な方法論として提唱されている.・また職場 環境改善は継続的かつ中長期視点で推進する必要があ る.・今回,当訪問看護ステーション(以下,当事業所) に お い て survey-plan-do-check-act cycle(以 下, SPDCA サイクル)を活性化させ,参加型職場環境改 善に対する取り組みを実施した結果,訪問移動時間が 短縮し,休憩時間及び空き時間が増加し,職業性スト レスの軽減に至ったため報告する.【考察】 ・参加型職場環境改善に対する取り組みは,経 験やアイデアを表出し合うことにより,職場内の相互 理解やコミュニケーションが促進されると報告してい る.・当事業所においても職員が職場環境改善に対する 討議を実施したことで,帰属意識や職場内の相互理解 が高まり,職場での対人関係のストレス軽減に寄与し たと考える.・また,国際労働機関におけるストレス対 策の取り組みとして,個人に対するストレス対策は一時的,限定的であるのに対し,19事例のうち14事例 が職場環境改善を通じた対策に有効であったと報告し ている(Karasek, 1992).・このことから当事業所にお いても,訪問ルート調整を実施したことにより,訪問 移動時間が短縮し,休憩時間及び空き時間が増加した ことにより,仕事の量的負担のストレス軽減に至った と考える.・今後,現在の取り組みの継続と定期的な面 談や主体的な年次有給取得の推進に向けた取り組み等 を実施し,さらなる参加型職場環境改善に対する討議 を重ねている.参考URL:http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/P4-4.pdf ダウンロード copy #ストレス #作業療法士 #職場環境 #訪問看護ステーション #文献 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート