【1日1文献】高齢者支援における多職種連携の効果#多職種連携#高齢者#観察

参考文献:高齢者支援における多職種連携の効果
筆者:袖山 悦子1),志田久美子1),山本 迪子2),近藤 浩子
発行日:2011年
掲載元:新潟医療福祉学会誌  巻 10, 号 2
検索方法:Google Scholar
キーワード:観察,多職種連携,高齢者

【抄録】
本研究は、多様なニーズを持つ高齢者支援にあたっている多職種の高齢者観と観察では何を大切にし、観察した結果をどのように生かして高齢者支援に資するように連携しているのかを明らかにし、多職種連携への示唆を得ることを目的とする。研究対象者は、A県内の介護老人保健施設、病院、ケアステーションに勤務する就職後、4年目の栄養士、理学療法士、言語聴覚士、作業療法士、看護師、介護福祉士の計49人である。高齢者観についてはパルモアのFAQを使用して集計した。観察に対する思いは、記述内容の類似性により分類し、その内容を反映したカテゴリーネームをつけて分析し考察した。FAQでは、病院や施設に勤務する医療職の高齢者観にみられる肯定的偏見と否定的偏見があったが、観察において大切にしたいことには、高齢者に対する偏見や先入観を克服したいと考えていることが明らかとなった。また、職種間連携では他職種理解と尊重が基盤にみられ、学生時代に連携を体験することの必要性では、他職種理解、個人の成長、連携への導入が見られ、連携が高齢者の問題解決につながるだけでなく、個人の成長を促す効果があることが示唆された。

参考URL:
file:///Users/wataruisshiki/Downloads/024_030_w1002.pdf


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