【1日1文献】オーストラリアの認知症対策#オーストラリア#認知症#高齢者

参考文献:オーストラリアの認知症対策
筆者:中西 三春  中島 民恵子
発行日:2015年
掲載元:海外社会保障研究 Spring 2015 No. 190
検索方法:Google Scholar
キーワード:認知症対策国家戦略、高齢者ケア改革、統合されたケア

【要約】
高齢者対策において、早くから施設のみならず在宅ケアに重点を置く施策へと移行したオーストラリアにおける、 認知症対策の変遷について考察する。オーストラリアの社会サービス関連制度は障害者と高齢者を対象とした地域在 宅ケア法、高齢者を対象とした高齢者ケア法、障害者を対象とした国家障害協定と多岐にわたっている。認知症対策 への着手は世界の中でも早く、1992-97年には認知症ケアの国家行動計画、2006-10年には認知症対策国家戦略が実施 されてきた。しかし認知症ケアの体制には残された課題も多い。2012年より認知症ケアを含む高齢者ケア改革が着手 され、2013年には次なる認知症対策国家戦略の策定に向けたコンサルテーションペーパーが提示された。認知症対策 においては、サービスの多様性とケアシステムの統合性の双方を高めていくことが重要であり、保健医療サービスと 社会サービスに関連するケアシステムを再編することが求められている。

参考URL:
file:///Users/wataruisshiki/Downloads/digidepo_10990280_po_20038604%20(1).pdf


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