【1日1文献】夜間介護時の光環境改善により介護のしやすさについて 介護者の満足感を得ることができた事例 ―あかりバンクによる取り組み―#在宅介護#介護者#環境

参考文献:夜間介護時の光環境改善により介護のしやすさについて 介護者の満足感を得ることができた事例 ―あかりバンクによる取り組み―
筆者:西谷 美智子(OT)1),吉田 聖代(PT)2),橋田 裕司
発行日:2019年
掲載元:第39回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:在宅介護,介護者,環境

【はじめに】 
・「あかりバンク」は手作り照明を病院や 施設に届ける活動をしている任意団体である.活動の 一環として,医療的ケア児を在宅介護している家庭の 光環境改善の取り組みも行っている.
・近年医療的ケア 児は増加傾向にあり,在宅で介護をしている家族介護 者は,夜間の介護によって睡眠や休息が妨げられ,こ のことはストレス要因の一つとなっている.  
・生活の質を重視する作業療法において,対象者や家 族介護者が快適に過ごせる環境を提供することは重要 であるが,現状では光環境についての配慮は十分でな い.
・光環境は,そこで過ごす人に心理的な影響を及ぼ し,作業時には作業効率に影響する.
・今回,夜間介護 時の光環境を改善することで,室内の印象や介護のし やすさに対する印象が変わり,満足感を得ることがで きた2事例を紹介する.

【まとめ】 
・夜間介護時の光環境を変えることで,くつ ろぐ,落ち着く,などの好ましい印象の変化を得るこ とができた.
・また,介護の作業のしやすさについて満 足感を得ることができた.
・これらのことから,光環境 の改善は介護者のストレスを軽減する一助となりうる ことが示唆された.
・対象者の印象のみでなく,心身の 健康への影響や作業効率の変化について客観的に示し ていくことが今後の課題である.

参考URL:
http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/P2-7.pdf 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?