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感謝の気持ちや愛を伝える大切さ

久しぶりにママ友と朝息子を学校に連れて行った後にお茶をした。とてもオープンで正直でダイレクトなヴェトナム人のママでPTAでも活躍してくれていて、同じ保護者として非常に有難いなと思っている同い年のママだ。

貧困な家庭で育った彼女は、両親と兄弟たちを支えるためにヴェトナムにいた頃はがむしゃらに働いていたそうだ。そうこうしながら30代に入って、友人の紹介で今のヴェトナム系フランス人の旦那さんに出会い人生が大きく変わったと言っていた。
どんなに働いても海外旅行なんてできるはずがないと思っていたが、今の旦那さんが地元のパリに連れて行ってくれ、そこで半年間フランス語を習得すべく語学学校に通い、その後転勤で香港やシンガポールに住み、今のロンドンに越してきたそうだ。ロンドンに越してしばらくして家を買うことになり、その時パリにいる旦那さんのお母さんが
「あなたが家庭を支えてくれているおかげで息子がロンドンに家を買えたのよ。本当にありがとうね」
と言ってくれたそうだ。

その後も旦那さんや旦那さんの家族からの彼女に対するリスペクトがいつも見られるので、どんな状況になっても頑張っていける、と彼女は言っていた。

私も、義母の看病を、特に最後の方は、義母の旦那さんと毎日時間帯を二つに分け交互になってしていた。義母が亡くなった日に義母の旦那さんが
「ともか、ありがとう。僕たち良いチームだったね。」
と言ってくれた。その一言だけで私はとても救われた気がした。

夏目漱石に「月が綺麗ですね」と言われても「あなたのことが好きです」と解釈するのは到底難しい海外生活だ。「ありがとう」や「大好きだよ」と言う思いは、言葉にしないと伝わらないものである。

※写真は5年に1回しかこない夫からのバースデーカードである。横に息子が付け足して書いたのだが、貴重な5年に1回のカードだ(笑)あまりに貴重なのでもらうと嬉しいものである。

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