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家族とは?

9月14日、私は新宿にあるアイデムフォトギャラリー「シリウス」にて、

国境なき子どもたちというNPO法人がやられている、友情のレポーターという事業の報告会に足を運んだ。

このブログは去年の2月に綴ったもの。良かったら訪れてみてほしい。

今回選ばれたのは、伊藤里久(りく)さん、高橋叶多(かなた)くん。

国境なき子どもたち(以下knk)に寄せらてた応募はどれも熱のこもったものだったと審査をしていたフォトジャーナリストの安田菜津紀さんとジャーナリストの堀潤さん。

一番左が堀さん、安田さん、かなたくん、りくちゃん、knkの清水さん。

今回のお二人の応募したきっかけが素晴らしくて。

りくさんは6年間使ったランドセルを親御さんが寄付したことをきっかけに国際協力に興味を持ったそう。

かなたくんは新聞を見たきっかけでワールドピースゲームというイベントに参加してから興味を持ったそうです。

私も若い頃に機会があったら行ってみたかったなぁ。

フォトジャーナリストの安田菜津紀さんは、家族を続けて亡くされていて、「家族ってなんだろう?」と思っていた時に参加したのがこの友情のレポートだったそうです。そしてのちにフォトジャーナリストになるきっかけとなったそうです。

レポーターの2人がとっても受け答えがしっかりとしていて、今の若い子はすごいなぁ、といつも思います。

応募のお題として出されていたのが、「足元の問題を掘り下げよう」というもので、

かなたくんは、SNSについて、りくさんは児童虐待についてレポートを出したそうです。

りくさんの、「なんでしちゃうんだろう?」だけではなく、肯定的な視点から書かれていて多角的に見ているところが良かったと安田菜津紀さんが言ってました。

この年代でこういう見方ができるというのは素晴らしいと私も思います。

かなたくんは、とにかく自分のレポートに自信があったそうで、これを選ばない人は信じられないと言っていて、「自分の思ったことは本当だ」とも言っていて。

堀潤さんからも、「いいテレビマンになるよ」とお墨付きをもらっていました。

きっと将来はNHKで働くんだろうな、と勝手に想像してしまいましたw

今年のお二人はフィリピンに行ってきたそうです。

今回、オリンパスから10台のカメラを提供してもらって、写真を撮るワークショップがあったそうです。テーマは「自分にとって大事なもの」。

様々な素敵な写真があってどれも良かったです。カメラからコミュニケーションが生まれるということ。出会いは一方向ではないということ。

安田さんからは、「言葉ではない、詩みたいなもの」と写真の極意を教わった気がします。

手のひらを撮ったかなたくん。最後の日にみんなと握手して別れたと言っていて、その「手」が宝物になったそうです。あったかい気持ちになりました。

りくさんも、普段携帯のカメラで撮ることが多いとのことで、インスタ映えの写真がたくさんありました。美味しい、と言ったランブータン。あの赤い感じが印象的でした。ランブータンを食べたことがあるという方も会場内にいらっしゃいました。


宝物、と聞くとやっぱり「物」を想像してしまうけど、「自分自身」、それは最も大事にしなくてはいけない、ハッとさせられる写真でした。

レポーターの2人が、「何が幸せですか?」と質問をしたら、

学校があること、家があり、仕事があることが幸せ。と答える子がいる一方で、

たとえ学校に行けなくてもこのままでも幸せ、という子も中にはいたりして。

それを考えると豊か、って何だろ?という疑問が。

物があるから幸せとも限らない、ということ。

「多様性を分かち合うことは平和に繋がる」

私はハッとしました。

そうか。多様性を認めることで、平和を「創る」ことにもなるんだと。

幸せとは?

それを決めるのは先進国、発展途上国というのは変わりない。

レポーターの2人の将来の夢。

りくさんは元々国際協力に興味があったことから、ソーシャルワーカーになりたい、かなたくんは今回、別れ際にたくさんの人と握手をしたことによって右手が宝物になったことから、たくさんの人と会ってみたいとのことでした。

今回の2人がこれからもますます活躍することを期待してやまないです。

そして、私がずっと疑問に思っていて、これからも追い求めていくであろうことを質問してみました。

「家族」って何ですか?

かなたくんからは、「温かみ」という言葉が聞けました。居心地がいい、ということかな、と想像できました。

りくさんからは、「自分が思えば家族」という言葉が聞けました。ワークショップで、とても楽しい時間を過ごしたことからそう感じたそうです。安田さんからも、ご自身がレポーターとして経験したことから、近所の知らない子供も面倒を見ているお母さんがいらしたことを話してくれました。

私自身も、父を見ていてすごく思うのは、近所の方の存在で。お付き合いがあるということで父が父でいられるところがあるのかな、と感じています。本当に感謝しかないです。

私は、これからも「家族」を追っていきます。そこから見える物がたくさんあると思うからです。

あなたにとって、「家族」とは何ですか?





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