とりあえずやってみる 慢性疲労症候群から大学復帰した話
どうもこんにちは。
お盆ですね。みなさんどうお過ごしですか?
今日のテーマはとりあえずやってみる
なんか こうなったらいつかやってみよう、みたいに思うことありますよね。
お金が貯まったら、
子供の手が離れたら
病気が治ったら・・・
でも それ待ってても結局やらない可能性大!
なので、とりあえずやってみるのがいいと思います!それにちなんだ、私のエピソードを書きますね。
私、2004年から10年以上、慢性疲労症候群っていう病気してたんです。
初めの2年間は全くの寝たきりで、トイレにいく、ご飯食べる以外はほんっとにずっとベッドにいました。寝てるだけでもしんどくて、本を読むことも、言葉を喋ることも、光や音がしんどいから目を開けることも 耳栓なしで眠ることもできませんでした。お風呂にも入れなくて3週間ぶりにお風呂に入った時は犬の匂いがしました笑
そのあと徐々に回復して友達に会ったり調子の良い時にボランティアをしたりするようになったんですが、10年経っても体力が持って3時間、とかで
社会復帰がなかなかできませんでした。
毎日ゴロゴロして、携帯でインターネットのくだらないゴシップとかを読んで、正直自分は一生こんな風に生きていくんだろうなと思っていました。親に食べさせてもらっていたし、何も考えていなかった・・・。
そんな中2016年に父親が白血病で1年間の闘病を経て死去。
亡くなる2週間ほど前に、父親は転倒して脳出血してほとんど話せなくなっていました。
亡くなる前日、父のベッドの横にいた時、話せない父が何かを私に伝えようとしているのを感じました。私を見つめて、口を一生懸命動かそうとしていて、言葉は伝わらなかったけど、それを見た時に心に何かが湧き上がってきて、
「今まで 自分の人生捨てちゃってごめんなさい。これから人生取り戻すから」
と泣きながら宣言する自分がいました。
父が亡くなった後、さて何をするかと考えて ちょっとだけアルバイトを始めようとしました。
恐る恐る、近所のペットショップ屋さんに電話をかけ、
週2−3回、一日3時間のシフトで始めさせてもらった。
だがしかし、13年間も社会生活から離れていた私は、チキンすぎて(あとはあまりそのペットショップの環境とかオーナーさんが好きじゃなかった・・・。)まさかの三日でやめます宣言w (元々はどんなに辛いバイト掛け持ちしても大丈夫なタイプでした)
ちょっと罪悪感に駆られました笑。(でもそのあとすぐそのペットショップは閉店してました。)
その頃通っていた ちょっと視える系?の怪しいマッサージ屋さんがあったんですが、アルバイト始めたんですけどすぐ辞めちゃって・・・ て話したら
違うんですー! そんなアルバイトとかじゃなくて、 もっと 本当に自分が心からやりたいことです! 人生をかけてやることなんです! そして 這ってでもやるんです! 頭がかち割れそうでもやるんです!
って言われて
そんなこと言われても死んでまうやろ、と思っていたんですが・・・
そんなん言うんだったらやってみるか! できなかったら文句言ってやる、と思って笑
私のやりたいことってなんだ?って考えたら
小さい頃からずっとなろうと思っていたお医者さんの道にまた進むことかな?と思いました。
そこから 医学部予備校見に行ったり、独学で勉強を始めたり・・・
でもどうしても 勉強が捗らない。やりたくない!笑
しかも、予備校では 30を超えたらもう道は狭い、みたいな言われ方をして・・・
こりゃどうしたもんかと思って悩んでしまいました。
そんな時、ふと
あれそういえばカナダの大学どうなった?
と思い(北米で医師免許が欲しかったので、 カナダの一番歴史の古い大学に留学していました)
大学に復帰とかできるんでしょうか・・・と、問い合わせをしてみました。
そうしたら13年間のブランクがあったのにも関わらず、あっさりと
いいわよ 来なさーい
って言われてw (この来なさーいって言ってくれた人がカナダの大学の私のアドバイザーになり、この後本当に献身的に私をサポートしてくれました。この後久しぶりにメールしよっと)
カナダに帰ることになりました。
この時の私 まだ 数時間のアルバイトも怖い状態。日中でも頻繁にお布団に入って寝ている状態。
でも、当時の婚約者にも 行く、と頑なに宣言して一切ぶれなかった。
(婚約者の話もまた書きます。とにかく素晴らしい人でした)
なんか知らないけど 行く、という気持ちにブレがありませんでした。
結果・・・
いっぱい大変なことはあったけど 何とかなった!
そして なんか 普通に生活ができるようになっていた!
!!!! 誤解を生みたくないのですが、慢性疲労症候群は甘えではありません。本当に体が動きません。精神疾患でもありません。 ただ、私の場合は 10年以上、色々な治療や療養をして、ある程度体が健康に戻ってきていたことが大きかったと思います。
そして 今考えてもこの時の決断は 素晴らしかった!
日本の医学部じゃなかった。
カナダで出会った 生涯の友人の尊さ
死ぬほど大変な大学の授業をこなしてついた基礎医学の知識
モントリオールの街の匂いや空気
全てが今の私をつくる大きなエッセンスとなっています。
そして、父親の遺産を四人兄弟一人一人に分けてもらったんですが、カナダの学費、生活費で帰ってきたときにピッタリ0になっていました笑
それからの今のお仕事への流れ・・・
とっても不思議な流れがありました
あわわわわ カナダであったこと、もちろんその前の慢性疲労症候群のことや日本での生活もいっぱい書きたくなってきちゃった!
そんなこんなで笑
なんか 全然できそうにないと思っていても
やってみたいこと、 とりあえずやってみるのもありかもね!
私も最近 あ!自分まためっちゃ制限かけてたや!って思うことがあり
生き方を変えています。
いっぱい遊んでいる!\(^o^)/
我々は きっと 自由だ!
今慢性疲労症候群で苦しんでいる人、ほんとーに辛いと思うのだけど(ほんと、苦しすぎて呪われてるのかと思うよねw) 心から応援してます。
きっと良くなるー!
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